施工図になるまで。その1

田中慎一

田中慎一

テーマ:特定天井の作図

 久しぶりに、コラムを書いてみようと思います。しばらくのテーマは、「特定天井の作図」で進めてみようと思います。2カ月程度かけ、週一ペースで上げて行こうと思いますので、興味のある方は、チェックしてみてください。

 前にも少し書きましたが、今回のテーマでは、作図について掘り下げて書いていきたいと思います。

 まず、作図を始めるにあたり必要な資料は、意匠設計図と構造図になります。可能であれば、現場の写真や調査資料があると、作図の助けになるかと思います。設計図が、PDFかCAD図かも重要です。
 PDFのみの場合でも、使用しているCADソフトからPDFをCAD変換の機能を使って、参考程度にしかならないにしても、CADデータへの変換が可能な場合があります。
 今回は、PDFからCADデータに変換可能なPDFデータはどれか?について掘り下げて行ってみたいと思います。

 ずばり変換可能なPDFは、CADから直接出力されたPDFデータです。これは、CADに戻すことが可能と考えています。印刷された紙を、スキャナを使ってスキャンして出来たPDFデータは、CAD変換することが出来ません。なので、PDF受領先には、今あるPDFの元データを探してもらうことで、CAD変換が可能なPDFデータが見つかるかも知れませんので、あきらめないでください。
 他にも、CADから出力されたPDFでも、PDF編集ソフトで、スタンプ等をついてしまったPDFも、CAD変換できなくなってしまいます。承認印等をついて配布されているものが、それらに当たります。
 
 上記より、比較的に設計見積段階のPDFデータの方が、CAD変換可能なケースが多いかと思いますので、出来るだけ探してみてください。
 ここまで来ても、CADデータが手に入らない場合は、あきらめて、汎用で少しでもいいから自分で書いてください。この後の、リアル4での作図の際に、レイヤーとして使用するからです。

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田中慎一
専門家

田中慎一(鍛冶工事業)

田中工業株式会社

30~200t規模の建屋を新築・増築・改修する際の現場鍛冶工事を請け負う。特に、劇場やホールといった特定天井の建造物の耐震化工事を得意とし、日本国内にとどまらず、海外での施工実績も持つ。

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