家づくりのリテラシー診断!「仕事ができる施主」は住宅業界とこう付き合う

藤木賀子

藤木賀子

テーマ:注文住宅




注文住宅を建てた、建てようとしている人からこんな話を聞いたことはありませんか?

  • 住宅性能はいいけれど、営業マンがイマイチ?
  • 価格は納得できるけど、設計士と話が噛み合わない?
  • 担当者の対応はいいけど、スピード感が合わない?


こういう「何かがズレてる…」と。

「住宅業界はダメだ!」と声を大にして言うつもりはありません。

世の中には、素晴らしい家を建てるプロフェッショナルもたくさんいます。商品も価格も、そして担当者も、すべてが自分にフィットすれば理想の家づくりは成功 するはずです。


でも現実は…家を建てるときに後悔を減らすには、住宅の「商品」だけでなく、「仕事の仕方」もフィットする相手を見極めることが大事!

そこで今回は、「リテラシーの高い施主」が住宅会社をどう見極め、どうコントロールすればいいのか?を解説します!

リテラシーの高い施主は「住宅業界の仕事の仕方」にも注目せよ!


家づくりで最も見落とされがちなのは、「住宅会社の仕事の仕方が、自分のペースに合っているか?」 という視点です。
例えば、こんな体験をした人はいませんか?

何度も打ち合わせをしているのに、結局決まらず前に進まない。
「検討しますね」と言われて2週間放置された。


設計士に要望を伝えたはずなのに、仕上がったプランがまるで違う。
こうした問題の多くは、「住宅業界の仕事の進め方」にあります。

私の大好きなマーケティングの神様と呼ばれた、水口健次先生の『実際 “売る力”を6倍にする戦略講座』では、
「すべてのコストの負担者が偉い」ではなく、「顧客の満足がなければ市場は成立しない」
と書かれています。

つまり、施主が満足しなければ、どんなに良い家でも意味がない。

そして、施主の満足は、単に「良い家が建つかどうか」ではなく、

  • 仕事の進め方が自分に合っているか?
  • 意思決定のスピード感がフィットしているか?
  • こちらの意図を汲み取るコミュニケーションができているか?


これらの要素によって決まるのです。

住宅業界は「いい家を建てる技術」はあるが、「仕事の仕方」を知らない人がいると考えたことはありますか?

リテラシーの高い施主は、住宅の知識だけでなく「仕事の仕方」にも目を向けて欲しいのです。

住宅業界の「仕事リテラシー」をチェック!

  • DX(デジタル活用)に対応しているか?
  • 3D・VRを使って設計の意思疎通ができるか?
  • 施主の優先順位に基づいて間取りを考えられるか?
  • 見積もりの「含まれていない項目」を丁寧に説明できるか?
  • 変更によるコスト増加を事前に明確にできるか?
  • スケジュールの遅れを施主のせいにしないか?


例えば、見積もりで「カーテン・家具・外構工事」は別途になることが多いですが、契約時にしっかり確認しなければ「あとで思ったより高くなった!」という後悔につながります。

また、施工の遅れについても「〇〇が決まっていないので工事が進みません」と言われることがあります。
工期が遅れるなら、いつまでに何を決めてほしいと言ってくれればいいのに!って思いますよね。

これは住宅会社の「仕事リテラシー」の問題であり、施主側が賢く管理することが重要です。

施主が住宅会社をコントロールするための戦略


1. 施主が「プロジェクトマネージャー」になる意識を持つ

  • 住宅会社に丸投げせず、こちらがリードする。
  • ゴールを明確にして、スケジュールを管理する。
  • 「何をいつまでに決めるのか?」を施主側が把握する。


例えば、 「この打ち合わせでは〇〇を決める」と目標を設定すると、無駄な時間を削減できます。

2. 「この家のこの部分は優先事項」と決める

  • キッチンの使い勝手を最優先にするなら、そこに予算を集中させる。
  • 防音性能を重視するなら、そこを絶対に譲らないポイントにする。


優先順位を明確にすることで、打ち合わせがスムーズになり、決断が早くなります。

3. 住宅会社のペースではなく、自分のペースで動かす

  • 事前に質問リストを作り、無駄なやりとりを減らす。
  • 施工スケジュールを確認し、遅れを防ぐ。
  • 決定事項をメールなどで記録し、言った言わない問題を回避す

る。
「確認しました」と言われても、その場で納得せず、「では、この仕様変更でいくらになりますか?」と具体的に聞くことで、トラブルを防げます。

まとめ:住宅リテラシー × 仕事リテラシーで成功する家づくり

  • 住宅業界には「仕事の仕方」に問題があることが多い。
  • 施主がリードすることで、スムーズに家づくりが進む。
  • 「住宅の知識」だけでなく「仕事の仕方」にも目を向ける。


あなたが「リテラシーの高い施主」であれば、家づくりは単なる「買い物」ではなく、「プロジェクトマネジメント」をすることで、後で後悔することがなくなります。

住宅会社を選ぶときに商品だけでなく「どう動かすか?」まで考えられる施主こそ、理想の家を作ることができるのだ!と思ってください。

商品はいいんだけど、営業や設計担当などの対応に不安があったり、現場の管理が心配、保証が・・と考え、せっかく商品が気に入っているのに一歩が踏み出せないと感じたら?

あなたがペースを作ればいいのです!

専門知識はなくても、いつもの仕事のスタイルで仕切っていけば問題なく進んでいきます。
とは言え面倒臭い!と思ったらどうぞスタイルオブ東京へご相談くださいね!
あなたの代理人としてサポートいたします。

まずは無料相談でお気軽にお問い合わせください。

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藤木賀子
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