Mybestpro Members

藤木賀子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

高断熱の住宅を買いたい

藤木賀子

藤木賀子

テーマ:住宅購入

高断熱住宅を買いたいと思ったら


毎年寒い季節になると、誰もが「あったかい家」に住みたい!と考えるのではないでしょうか。
住宅購入を考え情報収集をすればするほど、家は高気密・高断熱が気になるはずです。

真冬の室内はどこに行っても温度が一定、半袖で過ごせる家は誰もが憧れますよね。
今までも東北や北海道に行けば当たり前だと言われていましたが、ここ数年のエネルギー価格高騰により関東地域でも、省エネルギーな快適な住宅に関心を持つ人が増えてきているように思います。

高断熱住宅といってもどこまで拘るか!お悩みの人も多いかもしれません
確かに家づくりはそれだけで人生の大事業。高性能な家にしようとすると、考えなければならないこともたくさんあります。

当社に相談に来られるお客様からはよく、断熱を勉強しようとyoutubeを見すぎてよくわからなくなったと言われます。雑誌やネット、youtubeでは高断熱の必要性などを一方的に発信していることも多く、発信す流側からすると
それをまじめに聞いて実行しようとするお客様がぶち当たる様々な条件のことはあまり考えていません。

高断熱をどう考えるべきかについてお話ししてみたいと思います。

高断熱の家は高い?


もちろん断熱性を上げるために使う材料費が上がるので、ローコストの家に比べたら高くなってしまうと感じるでしょう。しかし、家は建築費の積み上げです。断熱材だけでの値段で家の値段が上がるわけでありません。

資金に余裕がある方、将来的なランニングコストを気にされる方は、是非こちらをお読みください。詳しく書いています。

高断熱の家のつくり方とコストの考え方


どのくらいの性能の高断熱住宅にすべきか?


一口に高断熱住宅と言っても、その性能には違い(レベル)があります。
どの程度のレベルの高断熱住宅にするかは、予算やライフスタイル、地域、家への考え方によっても異なります。
そのため、まずは自分が買いたい家の断熱性能をどのくらいのレベルにするかを設定しましょう。

家の中が寒いか暖かいかを感じるのは、室内温度ですよね。断熱等級では冬の無暖房の部屋の最低温度が何度になるかを目安にしています。
さらに、家中どこの部屋の温度も一定なのか、一部の場所なのかによっても判断基準を設けています。

出展:HEAT20住宅シナリオ


出展:HEAT20住宅シナリオ

超高性能な家になれば、エアコン1台で24時間どこの部屋も寒くない!というのを売りにしているくらいですから、そこまで求めるか、各部屋でエアコンつけたら快適に暖かい、レベルでよいか。ランニングコストや生活の仕方に応じて選択していくのがよいということになります。
どこまで断熱性能を上げるべきか詳しくはこちらを読んでください


どこまで断熱性能を上げるべきか


総予算で考える


家づくりは予算との戦いでもあります。
そのため高断熱住宅を建てるにも、優先順位をはっきりさせなければなりません。
土地を買って、高断熱の家を建てたいと思っても、総予算からみると、希望のエリアでは土地の予算が合わない。とはいえ場所は妥協したくない。場所は後から変えることはできません。家の構造や断熱についてもあとから変えるのは大変です。
予算が足りないときは、後からでも変えられるのものを考えていくことをお勧めします。
後から変えられないものについてこちらをご覧ください、

●窓について考える
窓について考える
●屋根について考える
屋根について考える
●気密の重要性
気密の重要性
をご覧ください。


高断熱住宅への素朴な疑問


高気密断熱にすると、室内の空気が綺麗になると聞いてすぐイメージがつきますか?
なんとなく隙間なく密閉された空間はむしろ空気が悪くなるのではないかと思う方もいるでしょう。例えば、幹線道路沿いに建っている家の窓を全開にしているとどうでしょう。家の中は汚れた空気がどんどん入ってきますよね。その窓を閉めて、完全に外から空気が入ってこないようにしたらどうでしょう?汚れた空気は一歳入ってきません。これが高気密です。
汚れた空気は入ってこないけど、室内で汚れた空気は換気扇で排出しなければ、室内の空気は綺麗とは言えません。換気扇で排出する際には高気密であれば、換気扇から汚れた空気のみが排出されますが、隙間のある室内からは換気扇で排気する際に、新たに室外の汚れた空気を吸い込んでしまいます。少しイメージがつきましたでしょうか?
高気密・高断熱の家を考えると様々な疑問が浮かびます。
ぜひこちらもご覧になってみてください

●高断熱の家は夏に暑くなる?
高断熱の家は夏に暑くなる
●高断熱住宅のための結露対策
高断熱住宅の結露対策
●高断熱住宅のためのカビ対策
高断熱住宅のためのカビ対策

まとめ
高断熱住宅は時代的にも必要な考え方となりました。しかし、性能と価格は常に背中合わせ。特に不動産を購入するとなると土地や中古住宅との価格バランスも考えなければなりません。建築会社に相談にいけば、各社の考える高性能な住宅の話をされるでしょう。不動産仲介会社に相談にいっても建築知識をもった担当者につくとは限りません。そこが現時点での大きな問題のように思います。まずは購入を希望されるお客様がどのくらいの費用をかけて、どんな生活を送りたいのかをしっかり決めていくことが大事なステップのように思います。

まずは当社にお気軽にご相談ください。
ご相談はスタイルオブ東京へ

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

藤木賀子
専門家

藤木賀子(不動産業)

スタイルオブ東京株式会社

不動産エージェントが不動産売買の仲介や住宅購入の相談に乗り、顧客の不安に寄り添いながら複雑な手続きや住まい探しを代行。「わからない」を解決しながら、アフターサービスまでワンストップで対応します。

藤木賀子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

不動産売買や住宅購入をサポートするコンサルタント

藤木賀子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼