お別れする方に・・・
昨年の「藝展」に向けて作成した作品「親友Mに捧ぐ」が、
美術の杜出版さんの「BM」という美術雑誌で、
「芸術の光賞」をいただきました。

BM Vol.70 の「クロード・モネ没後100年特別企画」でのこと。
藝展で私の作品をご覧になった美術評論家の方が推薦してくださったとのことで、評論文も書いてくださいました。
この評論文が、私はとても気に入っています。
この作品は、昨夏に亡くなった親友Mちゃんとの思い出と悲しい別れ、その想いを昇華させるために作りました。
昨年5月末、Mちゃん宅へ伺った時(今となっては最後に会った日)にかかってきた電話が藝展出品のお誘いでした。
当時私は、あまり自分の作品には興味がなかったのですが、
Mちゃんとの共同作品を作ることで、
やり取りをしたり、秋に一緒に京都や奈良に行こうとモチベーションが持てることに魅力を感じて出品の決意をしました。
構想をいろいろ練って、次に会うときに提案しようといくつか案を考えて、「そうだ、作品名は・・・」
と題が天から降ってきた朝のことを今もハッキリと覚えています。
その日の夜に訃報が届き、「えっ・・・」
とLINEを見ながら固まってしまいました。
それからの私は悲しみに暮れる日々でしたが、作品を作ることで気持ちを整理していきました。
保育園のお遊戯会の時のツーショットをどうしても入れたかった。
藝展のテーマ「祈」の「祈」という字を書き、
その筆の軌跡から、無邪気さ、悲しみ、楽しさ、昇天・・・などを感じていただけるかな?と思います。
それを、美術評論家の室生六花さんが、たったの4行で評論してくださり、それを見た時、私は涙が出ました。
きっと、Mちゃんも喜んでくれていると思います。
これからも、彼女の分も精一杯生きようと思います。


