来日外国人の犯罪2割増から考える

萩台紘史

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テーマ:ニュース

警視庁が昨年度の全国の警察が摘発した来日外国人による犯罪(永住者ら除く)のデータを公表しました。
犯罪件数 2万1,794件(前年比 20.5%増)
摘発人数 1万2,170人(前年比 5.5%増)
いずれも2年連続の増加。

国籍別データ

ベトナム 3.390人
中国 2,011人
フィリピン 732人
タイ 644人
ベトナム、中国、フィリピンは在留人数が多いため(2位、1位、4位)だと思いますが、タイは6万人弱(11位)のため意外な結果です。

在留資格別のデータ

技能実習 2.916人
短期滞在 2,214人
定住者 1,484人
留学 1,294人
技能実習は永住者に次いで在留人数が多く、その半数以上はベトナム国籍の方です。
短期滞在での犯罪が目立ちますが、先ほどの国籍別データにある国でビザ免除措置を行っているのはタイのみです。

罪種別でみると窃盗が最も多く9,103件とのことです。

外国人による犯罪が取り上げられると、技能実習制度の廃止やビザ免除措置の解除を求める声が高まりますが、一方で受け入れ企業による労働安全衛生法違反なども後を絶ちません。昨年は在留外国人数、外国人入国者数ともに過去最高を記録しています。外国人が犯罪に走ることを減らすためにも、日本人が外国人の生活に興味を持つ必要がありそうです。


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萩台紘史(行政書士)

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企業・個人問わず、就労ビザ申請に特化しています。年間350件超の申請実績があり、複雑な案件でも豊富な経験を有します。特定技能外国人の登録支援機関としても認定され、ワンストップで外国人雇用をサポート。

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