7/5(金)本日の貴金属市況〜FOMC議事録公開で金融政策に注目
皆さん、こんにちは!
リファスタの杉でございます!
本日8月16日金曜日、金相場の動向についてお知らせします。
今日の国内金価格は、なんと12,877円と前日比で192円の上昇を見せました。
これは非常に大きな動きです。
背景には、米国の経済指標が予想を上回る結果となり、ドル高が進んだことが挙げられます。
しかし、中東情勢の緊迫化がリスク回避の動きを後押しし、金の需要が高まりました。
まず、米国の経済指標として特に注目されたのは、7月の小売売上高と新規失業保険申請件数です。
7月の小売売上高は前月比1.0%増と予想を大きく上回る結果となり、消費の堅調さを示しました。
また、新規失業保険申請件数も予想を下回り、労働市場が引き続き強い状態にあることが確認されました。
これらのポジティブな経済データは、米国経済が依然として健全であることを示しており、景気後退リスクが低いと市場が判断しました。
これにより、投資家は米ドルを買い戻す動きを強め、ドル高が進行しました。ドル高になると、ドル建てで取引される金は割高感が出るため、一時的に売り圧力がかかりました。
一方で、中東情勢の緊迫化が進んでいることが、安全資産としての金の需要を高める要因となりました。
中東地域での政治的・軍事的な緊張が高まると、投資家はリスク回避のために、安全資産とされる金に資産を移す傾向があります。
特に、地政学的リスクが高まる局面では、金は「価値の保存手段」として再評価されることが多いです。
今回も、中東の不安定な状況が続く中で、金市場への資金流入が強まりました。
ドル高による一時的な下落から、金価格は再び持ち直し、上昇に転じることとなりました。
これが、金価格が上昇した背景にある要因です。
そして、金だけでなく、他の貴金属も軒並み上昇しています。
プラチナは4,952円、銀は147円、そしてパラジウムは4,474円と、それぞれ大幅な値上がりを見せています。
今後の相場動向にも注目です。
このように、金や貴金属の価格は世界の情勢や経済指標に大きく影響されます。