子連れ離婚後の親子関係改善への第一歩【《動画付き》夫婦カウンセリングケーススタディ2】
こんにちは
ピリアロハカウンセリングの緒方リサコです。
今回のご質問は、
「カウンセリング後に夫婦の関係が良くなったけれども、また悪くなっちゃいました、どうしたらいいでしょう?」
というご質問です。
この方は、実際ペアカウンセリングを三週間ほど前にお受けになった方の場合です。
カウンセリングを通しそれぞれが今後どうしていこうか、ということをすごく正直にお互い誠実に話し合われました。
その前に、ピリアロハでは個別の時間も頂戴しているので、自分の生育歴から来る癖、もしくはお相手の生育歴からくる傾向パターンというのも、お互い認識し合ってのペアのお時間にはなっています。
その中で、本来夫婦になる時には、ほんのステップを踏んでいれば良かった、でも私達はしてなかったんだね。
というような、原因と結果の法則みたいなところも見ることができたので「なるほどそこを持ってなかったから今こうなんだ」「だったら今度からこうしていこう」というところにおいて凄くお二人とも今後におけるビジョンというか、こうしていけばいいんだっていうことを明確になられ、そしてお帰りになられました。
だからこそ多分この三週間程は、お二人の意識がそこにあったのでお二人とも意識的にそこに向かって、自分をどうしていこうかっていうところがあったので、凄く改善したなって思われたことになったんだと思います。
とは言え、日々色んなことが次から次へと起きていきます。
お子さんがいない大人二人だけのご夫婦でも、自分達の仕事の環境や、今年の夏のように暑いとか、自分の体調によっても自分の気持ちも変化しますし、お子さんがいらっしゃる方達であれば、より一層お子さんの日々のことからの思うようにいかないことにとってのストレスも起きてくると思います。
なので、ここの場所でペアカウンセリングの時に、見えていたことがやはり三週間経って、もっともっと日常的なことになっていくと「あれ?こんなに自分達の中で分かったつもりでいたけれど」「全然変わってないかも」という風なことが起きてくるのは、ある意味至極当然なこととも言えるのではないかなと思います。
なぜなら、ご夫婦のそれまでの年数は、いらっしゃる方それぞれではありますけれども、時間としては90分というところで90分でいきなり今までの人生のものを払拭できるような根本的な解決になったかというと、そうではない可能性が高いかなと思います。
一時的に「そういうことか」「そういうことを意識していけばいいんだ」ということは手にできるものの、しばらくするとやはり「あれ?」という今までと同じように変わってないな、ということが起きること自体が当然であるという風にまずお思いくださるといいなって思います。
やはりこう人生全てにおいてですけれども、正比例の右肩上がりが奇麗に上がることではなく、アップ&ダウンもしくはスパイラルを繰り返しながら上がっていくとも言われています。
ですので夫婦関係においてもいきなり、そこからボーンと良くなるということではなく、ちょっと一瞬・瞬時「もう大丈夫、私達は」というようなハイになったように感じることもあれど、とは言っても、今までの個人の人生の何10年もしくは結婚してからの期間のものが全て変わってきた訳ではないので、改めてそこから三週間うまくいったことはこのまま継続していけばいいですし、頑張ったけれども新たなテーマが見えた時には、そこからまたどういったことを改善していけばいいか、ということの繰り返しになっていくのかなと思います。
時折、例として出させて頂いていることではありますけれども、まさに歯医者さんの例です。
歯が痛い・虫歯があった、じゃあ今回そこを抜きましょう。
痛みから解放されて良くなったと思うものの、日々の歯へのケア、もしくは歯の磨き方を学んでいないと、また今度は違う歯が同じように虫歯になってしまう。
ということが起きるのと同じようなことになるのかなと思います。
特に夫婦の場合どうしても、うまくいかなくなった時誰しもがですけれども、どういうことが起きるかっていうとお相手のせいにしてしまいがちです。
なので何かうまくいかないなと思った時のチェックポイントみたいなこととしては、「あれ?うまくいかなくなったな」「まだ自分ができることって何があるんだろう」と思えてるのか、それとも「うまくいかなくなったのなあ」なぜなら相手がこうこうこうだから、と思っているのか、そこがどっちになっているかを一回お考えくださるといいように思います。
よくみえる方々がお使いになる言葉ですが、うまくいっている時はお互い正直に何度も話し合っていた。
でも何かある事象が起きたとなると、相手が凄く怖くなってそんな相手には全然、自分の正直な気持ちを言えなくなってしまいました。
とか、怖すぎてそんなこと言えませんという表現をされる方がいらっしゃいます。
確かに凄くこうバーンとした空気の中で、言えなくなるという風に思うことが起きるのは想像がつきます。
でも、本当に言えないのかって言うと言えなくはない訳です。
それはやっぱり相手の状況もしくは相手の空気感によって自分が右往左往しているというか、状況によって人によって自分がぶれてしまっていることにはなるので、結果的にだから今は言わない選択をした、これ以上今言っても相手がより一層ヒートアップするから、今は言わない選択をしたっていうのであれば、自分がその選択をしたということにおいて、いわゆる自己責任下に置いた選択にはなるかと思うんですけれども、相手が怖くて言えなかったとかになっちゃうと、事情・状況・相手軸になってしまっている自分がいる、ということに気付かれていくとまだやれること、被害者意識になっているんじゃないかということになるかと思います。
なので自分の中に自動反応が起きてしまっているかどうか、それともきちんと責任下に置いて自分が出来ることって、まだ何が出来るのかなっていうことが、どちらに自分が今振れているか、というところがチェックポイントとして自分の中でお考えいただけるといいのかなって思います。
かつての心理学者エリック・バーンの言葉にありますが、「過去と相手は変えられないけど、他人は変えられないけれど、自分が変わることによって未来を変える。」という表現はどこかではお聞きになったこともあるのではないかなと思います。
あと、責任っていう言葉で英語の中でレスポンスアビリティっていう表現もあります。
その言葉はレスポンスとアビリティという2つの言葉がつながった言葉です。
自分の反応のアビリティ=能力をいかに上げていくか、ということによって相手がどうであろうとも、そのアビリティを上げることで能力を上げていくことで、関係性の良い状態が継続しやすくなるということもあります。
なので、何かうまくいかなくなったなって思われた時には、自分の自動反応のことが起きてるなという時には、改めて自分と向き合う時間になって自分のカウンセリングをおいでになるとか、もしくはお互いにどういう風にしてたらいいんだろうねって思われる時には、またペアのカウンセリングでより一層アップ&ダウンしながらより良くなっていく、ということになっていかれればいいと思うので、うまく行かなくなったっていうのはある意味当然でそれを3週間で気付かれたことが素敵なことだなっていうのは変な表現ですけれども、今気付いてそれをお問い合わせくださったことは良かったなと思います。
やはり、モヤモヤしてるということにおいて何年も経って2年・3年経って、何年か前のカウンセリングを受けた者なのですが結果的にずっとモヤモヤしながら年数を経ました、子供達にもそれが凄く影響が出てきています、なので、改めてカウンセリングを受けたいと思います。
そういうケースも結構あったりはします。
そうすると、この数年間の間にご自身もお相手も、そしてお子さんがいらっしゃる場合はお子さん方にとっても、結果的にどなたにおいてもプラスを生んでない期間だったということにもなりかねません。
ですのでやはり気付いた時にすぐに改善していこうと思われることはとても大事ではあったりすると思います。
まずは自分が自分らしく生きていくことが出来る、結果パートナーともそして子供達とも、あと周りを取り巻くご自分の実親もしくはお相手のご両親という色んなところの関係性においても、レスポンスアビリティ=反応する能力を上げていくことで、より良い関係にはなっていくので、そういう風に思われた時には当然なんだ、だったら今度また次の段階に行くために自分が手にできること手にしていくことが、あることって何なんだろうという風に思われて、さらなる改善ポイント強化ポイントをご一緒に考えていければいいなって思います。
ですので、そんな風に思われた時には一回胸に手を当てて自分が出来ることを考えているのか、それとも被害者意識になって責任転嫁している自分がいるのか、というところから一回立ち戻ってじゃあ次どうするか、という風にお考えになってくださるといいなって思います。
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