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1907年製プレイエル・グランドに☆ナイトーンGPライトS「製作記録:プレイエル/1907年製」

田上忠之

田上忠之

テーマ:ナイトーン・製作記録

2019年10月に軽井沢の別荘のオーナー様からのご依頼で、ナイトーンUP,GPの製作へ
行って参りました♪

前回はアップライト・スタインウェイの記事でしたが、今回は1907年製プレイエル・グランドです。
こちらのピアノは、博物館に入っても良いくらいの素晴らしいピアノです☆

別荘オーナー様は日本の方ですがシンガポールにお住まいで、年に何回か日本に帰国されて
こちらの軽井沢の別荘に滞在されるということです。

前回のブログにも書きましたが、アップライト・スタインウェイは主に奥様がお弾きになられて、
こちらのプレイエル・グランドはご主人がお気に入りとのことです♪

お二人で同時にピアノを弾かれるときに、お互いの音で自分の演奏が聞こえなくなるので、
両方にナイトーンを設置して快適にお弾きになりたいというご希望と、グランドを夜に弾くと
音が大きすぎるのでナイトーンで程よい演奏がしたいということでした。

別荘は2階建てになっていて、こちらのリビングにはプレイエル・グランドが設置されており、
アップライト・スタインウェイの方は、当初同じリビングに設置されていたのですが、ナイトーン
の設置に合わせて階下の1階の方へ移動をされました。

数か月をかけて独自の設計開発から始めましたので、実際の製作には2台で10日間ほど
かかりましたが、歴史的なピアノに新開発レールを組み込んだ記念すべき1台となりました!

オーナー様からの要請で別荘管理会社の社長様直々に鍵をお預かりをして、日中は一人で
ずっと製作をしておりましたので貸し切り状態で、とても贅沢な空間で至福のひと時でした。。

別荘管理会社の社長様に、「こちらの別荘より上級グレードの別荘があるのですか?」と
お尋ねしたところ、「ないです。」とのお返事が返ってきました。

オーナー様ですが、熱海にも別荘があるとのことなのですが・・・!!

実は、こちらの別荘は映画やテレビドラマの撮影や、色々なデザイン書籍の撮影にも利用
されている日本でも有数の特別な別荘なのだそうです。

ちなみに、リビングのメイン・シャンデリアは、本物のアンティーク・ベネチアン・シャンデリア
とのことで、オーナー様がとても嬉しそうにお話しをしてくださいました♪

本当に映画のような異次元の空間でした☆彡

プレイエル(1)

プレイエル(2)

プレイエル(3)

プレイエル(4)

プレイエル(5)

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田上忠之
専門家

田上忠之(ピアノ調律師)

TAGAMI-PIANO TUNE

音色を変えず音量を小さくし、繊細なタッチを表現できるピアノ用アナログ式超弱音システム「NighTONE」の開発者。豊富な知識と独創的な技術力を持つ調律師が、夜中でも弾けるピアノの超弱音システムを開発。

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