コンクールでも活躍!ナイトーンGP プロフェッショナル「製作記録:カワイ GM-12 」
先月ですが、ナイトーンGP製作の下見ということで、軽井沢まで行って来ました!
軽井沢に別荘をお持ちのお客様からのご依頼で、1907年製のエラールのグランド
ピアノにナイトーンGPの製作をご希望とのことです♪
北軽井沢にあるピアノバルロン・ジャパンさんに現物があるということで行って来た
のですが、前々日に大雪が降っていて、ニュースも見ていなかったので4月の爽やかな
軽井沢の気分で向かったのですが、ピアノバルロン・ジャパンさんに到着する直前の
あと300メートルくらいというところで、車がスタックしてしまって、皆さんが駆けつけて
くださって、脱出するというアクシデントもございました。。(本当にありがとうございます!)
ピアノバルロン・ジャパンの和田明子さんは、フランスで10年間ピアノの修復を学んで
来られたという、とても素敵な女性です☆
ピアノバルロン・ジャパンさんは、北軽井沢にあるのですが、とても雰囲気のあるロッジ風
のお家で、ピアノ工房とご主人の画廊が左右独立して建っていました!
拝見したエラールも、本当に素晴らしいピアノで、とても細かいところまで丁寧に修復を
されておられました♪
ですが、現物確認をしてみたところ、中音セクションの弦とフレームとの隙間が狭すぎて、
ナイトーンのレールが物理的に可動しないことが分かりましたので、とても残念でしたが、
エラールへのナイトーンGP製作は出来ないことが判明いたしました。
エラールのオーナーであるお客様へお伝えしたところ、エラールのグランドは、シンガポール
の自宅へ運ぶということでしたので、ナイトーンが付かないことが分かって、そのまま演奏を
するということでございました。
午後に入って、軽井沢大賀ホール前でお客様と待ち合わせをいたしました♪
また、軽井沢の別荘にあるプレイエルのグランドと、スタインウェイのアップライトにナイトーン
の製作を依頼されましたので、こちらも下見に行きましたが、こちらの方は特別な設計で製作
をすれば、装着可能ということがわかりましたので、お引き受けをさせていただきました♪
すごいピアノを、3台もお持ちなんです!!!
別荘のピアノの下見の後には、軽井沢・万平ホテルにて、ご一緒に夕食をいただきました。
実際の製作は10月になりますので、今度は爽やかな秋風の軽井沢を期待しています☆