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田上忠之プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

新グレード製作☆ナイトーンGPライトS(仮称)「製作記録:ヤマハ C1L」

田上忠之

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テーマ:ナイトーン・製作記録

グランドピアノ用のナイトーンGPには、公式には2つのグレードがあって、
ライト版とプロフェッショナル版とがあります。
簡単に言うと、ライト版はナイトーン・モードの時にはタッチは、そのままですが、
通常音の時にアクションのセッティングに若干の変化がありますので、
厳密に言うとタッチが変化しています。
プロフェッショナル版になると、アクション側にタッチ可変ユニットを組込むことにより、
アクションのセッティングを完璧に切り替えられるので、タッチの変化が全く起こりません。

昨年から試験的に製作を行っているのですが、ライト版であるのですが、フェルトユニットの
厚みをレットオフに影響が出ない厚みにすることにより、タッチ可変ユニットを組込むことなく
タッチに全く影響がないという状態を作り出すことが可能となります。

ナイトーン・モードの時の音量は、通常製作のライト版では、体感音量が通常音の
10~20分の1程になりますが、新グレードでのフェルトは、その分の厚みが薄いので、
体感音量的には、通常音の70%程の音量に感じる位かと思います。

昨年からのお客様にご説明をすると、ナイトーン・モードの時の音量は70%位でも、
タッチに全く影響しないということが魅力だというお客様が、かなりいらっしゃいましたので、
リクエストにお応えして製作をしています。
実際に製作をしたお客様からは、タッチを重視するレッスンにも全く影響がないので大変に好評です☆

正式にラインアップするようでしたら、仮称ですが以下のような名称になるか思います♪

ナイトーンGPライトN(ナイトーン・モード時に通常音の約10%程の音量になる設定/タッチは多少変化)
ナイトーンGPライトS(ナイトーン・モード時に通常音の約70%程の音量になる設定/タッチに全く影響なし)

ヤマハ C1L(1)

ヤマハ C1L(2)

ヤマハ C1L(3)

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田上忠之
専門家

田上忠之(ピアノ調律師)

TAGAMI-PIANO TUNE

音色を変えず音量を小さくし、繊細なタッチを表現できるピアノ用アナログ式超弱音システム「NighTONE」の開発者。豊富な知識と独創的な技術力を持つ調律師が、夜中でも弾けるピアノの超弱音システムを開発。

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