遠隔の人が活躍するためのZOOMの活用事例
もしかしたら、これまで行っていた研修よりもZOOMで行った方がよいかも!?
と思ったこともあります。
集合研修で、全員が集まって研修をするからこそ、みんなの表情や、状況が分かり、
グループ分けをして、グループダイナミックスを起こし、切磋琢磨して研修ができるのだ。
と、集合研修のすばらしさを伝えてきた方も少なくはないだろう。
私もその一人です。
やはり、人が集まると、そこには自分にはない考えや思考があり、様々な面で気づくことが多い。
知識を得るにしても、スキルを得るにしても、物事へ向かう姿勢にしても、
他人から受ける影響が大きい。
しかしながら、集合研修ができないから、ライブ研修でZOOMを使用するということではなく、
ZOOMを使うことで、もっと得ることが大きいことに気づいたら、どう考えるだろうか。
集合研修では、みんなの顔が見えるのは、講師だけだった。
それがZOOMを使えば、みんなの顔が見えてくる。
その表情一つ一つで物事へ向かう姿勢が分かるだろう。
講師のモチベーションも変わってくる「みなさん、わかりましたか~?」と講師が問いかけたときに、
小学校のように元気よく反応してくれればよいが、社会人になるとはそうはいかない。
たいていが、わかっていたら頷くか、何も反応がないかである。
その点、ZOOMで「みなさん、わかりましたか~?」と問いかけ、
わかった人は「いいね」ボタンを押してください。というと、それぞれが反応してくる。
そのことが講師のモチベーションに影響していきます。
PCを利用する研修は、もっとできることが多くある。
集合研修の場合、PCを使い研修をしていると、どうしても遅れてくる人も出てきます。
遅れたときに、講師が受講者の席に行って、フォローをするケースは少なくない。
ZOOMだとどうでしょうか?
遅れている人の画面を共有することになる。
ZOOMで画面を共有すると、全員の受講者に見えてしまうのだ。
今までのリアルな研修では、遅れている人の画面を受講者が見ることはなかっただろう。
全員の受講者に見えると、遅れている原因に気づいた受講者が指摘することもある。
これまでは、遅れている原因を突き止めるのは、講師の役割だったところが、
自然とみんなで教えあう場を作ることができる。
それでも、受講者が自分で原因を解決できないときは、リモートコントロールで、
その受講者のPCを操作して、原因解決することもできる。
今までは、講師がその人のPCを触らなければできなかったことが、ZOOMでは、簡単にできてしまう。
リアルな研修でできなかったことができるZOOMでできてしまった。
リアルな研修をやりながら、ZOOMを使う日がくるのかもしれない