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田中嘉一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

医療機器の消費電力について

田中嘉一

田中嘉一

テーマ:医療安全

消費電力というのは、使用する機器が最大どの位の電力を要するかという事です。

現在ある病院の新築移転に際して手術室などの電気設備に関するお手伝い(コンサル)をさせていただいております。

こちらの病院では麻酔科の先生によると以前術中に手術室のブレーカが落ちたことが有ったという事で、部屋の電力要領に関してかなりナーバスになっています。
どういう事かというと部屋から供給される電力が例えば5kVAだとすると、これを超える医療機器の消費電力が有った場合ぶれーが落ちることになります。
使い方としては大きな消費電力の機器を複数同時使用した時に起こり得ることです。

この事例を考えた場合医療機器の消費電力を考慮した適正な使用方法を実施しなければいけないことが医療安全上きわめて重要であることが分かりますよね?

病院の中でもタコ足配線されていたり、テーブルタップの煩雑(人の動線上にコードが有ったり、フロア上に口が上向きになっていたり、埃が溜まっていたり)に使用されていたり等よく見かけます。

これは電気の医療安全の知識が薄かったり、意識が低かったりが原因だと思いますが術中に部屋のブレーカが落ちたりなど大変怖い話です。

基本的な事は抑えておきましょう。

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田中嘉一
専門家

田中嘉一(臨床検査技師)

MEテック・ラボラトリー合同会社

医療機器保守点検・安全管理のエキスパート。300床以下の病院を対象に、「医療機器安全管理と運用」「コストダウン」「丁寧な病院内研修・指導」の3本柱で、病院の医療ミス防止の一翼を担っている。

田中嘉一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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