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田中嘉一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

最近病棟で看護師さんから受けた輸液ポンプに関する質問

田中嘉一

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テーマ:医療機器メンテナンス

その看護師さんから受けた質問は次の2つです
1,輸液ポンプの流量が計算した予定量と合わない。
2,薬液が空になっていないのに空液アラームが発生する。
です。
当該輸液ポンプの動作状況を見る限り正常動作したので、考えられることは次の通り。

1,輸液ポンプの流量が計算した予定量と合わない。
☞ルート交換の間隔を聞いたところ週1回。とのことでした。
☞私からのコンサル:1週間続けて輸液セットのチューブを同じ場所で使用を続けると、チューブが山なりにボコボコに変形するため流量に影響が出ます。流量が合わなくなってくるのは28時間くらいからなので24時間ごとにチューブがポンプによってしごかれる場所をズラす様にしましょう。常にフレッシュなチューブで使用することが防止策です。

2,薬液が空になっていないのに空液アラームが発生する。
☞実は同じ病棟で他の輸液ポンプでも同様なことが起こっていたのを私発見していました。
 滴下センサーが正しく取り付けられていなかったので、私の方で付け直し致しました。
☞私からのコンサル:滴下センサーは輸液セットの滴下チャンバーを3分割してみた時の真ん中の1/3の部分に取付け、滴下チャンバーは垂直になるようにしてください。これが微妙に狂っていると(チャンバーが斜めになっていたり等)センサーが滴下を正しく感知できないため、滴下アラームや、空液アラーム発生することが有ります。

こういった医療機器に関するトラブルの多くはヒューマンエラーやハンドリングエラーから起因します。

取扱いは基本に忠実に。。。

弊社では輸液ポンプやシリンジポンプの安全取扱いワークショップを実施しています。
よろしければお問い合わせください。

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田中嘉一
専門家

田中嘉一(臨床検査技師)

MEテック・ラボラトリー合同会社

医療機器保守点検・安全管理のエキスパート。300床以下の病院を対象に、「医療機器安全管理と運用」「コストダウン」「丁寧な病院内研修・指導」の3本柱で、病院の医療ミス防止の一翼を担っている。

田中嘉一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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