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英語対応も可能な行政書士・司法書士。日本人の悩みにも、外国人のチャレンジにも寄り添うパートナー

行政書士&司法書士の二刀流、外国人にも頼られる専門家

緒方宏

緒方宏 おがたひろし

#chapter1

各種許認可申請や法人設立、相続、入管などの業務を手掛け、初回相談は無料

 英語で「かなたに」「向こうに」「越えて」などの意味を持つ名前を掲げるのは、「行政書士法人BEYOND(ビヨンド)」の緒方宏さん。司法書士と行政書士を兼務し、建設業や不動産業開業といった各種許認可、法人設立、相続手続、入管などの業務を引き受けています。

 「いずれの資格も、公的な書類の作成や手続きに携わります。司法書士は法務省や裁判所を対象にしており、不動産売買や相続手続時の所有権移転や、会社関係の登記を担います。行政書士は、警察署や保健所、出入国在留管理庁といった官公署に提出する書類を広く請け負います。両方の資格を持つ私は、皆さんに身近なケースでは相続時にワンストップでお力になれる点が強みですね」

 相続では「残された財産の内容を把握する」「相続人を調べるために戸籍を集める」「遺産分割のための協議書を作る」といった作業が生じ、これらを行政書士に任せることもできます。また、預貯金だけではなく土地・建物を相続するケースも多いため、名義変更などを手掛ける司法書士の役割も大きいのです。

 「当方では、気軽にご利用いただけるよう、初回相談を無料とし、まずは解決できることと費用を明確に提示します」

 日常の中で生じる悩み事はさまざま。「『親が亡くなったけれど、何から始めればいいか分からない』『遺言書を準備したい』など、実は何でも話せる相手だと知ってほしいですね」と語ります。

#chapter2

幅広い案件に対応。大切なのは困っている人のために汗を流せること

 緒方さんは大学を卒業後、先物や為替取引のシステム開発に携わり、その後システム開発のプロジェクト管理者として大手家電メーカーに勤務。会社の早期退職者募集に手を挙げ、以前から興味を持っていた行政書士の道に進みます。

 自らの個人事務所では、建設業や宅建業といった許認可や相続関連業務に携わるほか、入管業務を専門とする登録同期の行政書士からの会社設立、許認可サポートも行ってきました。コロナ禍に苛まれ「先生が倒れてしまった場合どうなるの?」という話もあり、法人化することでリスクヘッジしようと意気投合。共同で「BEYOND」を創業しました。

 「対応範囲は広く、陶芸用粘土を採取するための鉱業権の譲渡手続きを手伝ったこともあります。そもそも事例も少ないため誰にも助言を求められず、手続きも複雑で苦労しました。そのときはお客さまの都合で手続き自体はなくなりましたが、仕事ぶりが認められて函館にあるホテルのM&A案件を紹介されました。また、トラック運送業の開業では許可条件に合う車庫を見つけるため1年近く奔走し、なんとか許可取得につながりました。やはり、困っている人のために汗を流すことが大切ですよね」

 英語対応ができる事務所のため、日本語をうまく話せない外国人からも人気。会社設立、営業認可取得、在留資格の変更といったワンストップでの多くの支援実績があります。

 「中古車の輸出を考える方も多く、古物商許可の取得も頻繁です。昨今は、日本人と結婚した外国人から相続相談を受けることもあります。配偶者が株式会社を経営していた場合、相続発生時にその会社の株式を受け取ることになりますが、これは日本人でもご存じない方もいらっしゃいます。戸籍収集など相続手続きに関する日本独自の仕組みについても説明する場面が増えています」

#chapter3

日本進出を目指す海外の実業家や、外国人と関わるビジネスを立ち上げる日本人をサポート

 最近は「行政書士以外の者が有償で申請書類の作成を行うことは違法である」旨の案内プレートの徹底もあって、車庫証明の申請依頼が増加しているとのこと。ホームページ経由で問い合わせが入る他、遠方にある行政書士事務所から「顧客が東京近郊に引っ越すことになったため、ナンバープレートの変更を委託したい」といった連絡もあります。
 「各方面からの要望にも喜んでお応えしたいですね」と緒方さん。

 日本でのビジネスチャンスをうかがう欧米などの企業役員からもアプローチがあり、その野心が刺激になると言います。
 「日本で暮らしたいがためにプランもなく起業しようとする方もいますが、一方で真剣に成功を収めようと綿密なプランを立てたり、世界展開の中で日本支社を開設したりする実業家にも出会います。一歩踏み込んだコンサルティングも含め、いろいろなチャレンジを応援できるのも現職の魅力ですね。外国人に関わるビジネスを立ち上げようと奮闘する日本人も支援しています」

 LINEやZoomも活用し、外国人コミュニティーのある関東近郊の顧客も多数。拠点を構えるのが、「高田馬場駅」戸山口から徒歩約2分とアクセスが良いため、オンラインでのコミュニケーションや手続きを苦手とする首都圏のシニア層がよく訪れます。

 「東京都行政書士会の新宿支部で役員を、裁判所調停委員を務め、知見を蓄えています。皆さんに納得してもらえる現実的なアドバイスをいたしますので、ぜひお声掛けください」

(取材年月:2023年9月)

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緒方宏

行政書士&司法書士の二刀流、外国人にも頼られる専門家

緒方宏プロ

行政書士

行政書士法人BEYOND

行政書士と司法書士の資格を持ち、生活やビジネスに関する悩みを解消。各種許認可、不動産の名義変更、相続などはもちろん、英語力も生かし、入管手続きや外国人起業家のコンサルティングでも評価されています。

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