LOGOS年3月末世界市場レビュー2024
LOGOS 9月末世界市場レビュー2023
2023年月末主要指数
2023年9月末 2023年8月末
ダウ工業平均/ 33,507.50 (-3.5%) 34,721.91
S&P500指数 / 4,288.05 (-4.9%) 4,507.66
NASDAQ指数 / 13,219.32(-5.8%) 14,034.97
日経225平均 / 31,857.62 (-2.3%) 32,619.34
米ドル対円/149.37 / 145.50
ポンド / 182.27 /184.38
ユーロ /157.97 / 157.78
金 / 1,864.60 (-5.2%)/1,965.90
米10年国債/4.58% /4.12%
9月に入り世界経済や政治で特筆するニュースは不在となりました。世界ニュースとしては、開催されたインド主催国G20首脳会談で習近平総書記が不参加となり、話題としては金正恩主席のロシア訪問でした。日本は女性5名の閣僚を含む改造内閣が発足しましたが、岸田政権の不人気は改善していません。米FRBは9月会議で政策金利を予定通り5.00~5.25%に据え置きながら、年内はもう一度の引上げに含みを持たせています。加えて、米国自動車労連は史上初めて対3大自動車メーカーへ組合員15万人のストに突入。インフレ懸念は解消されていません。結果として米10年国債利回りは5.6%台となり、株式市場を圧迫しています。
9月の米国株式市場は年初来最大の下げを演じました。大柄銘柄代表のダウ工業株平均3.5%の下げに対比し、代表的IT銘柄を擁するNASDAQ指数は5.8%下げ、調整局面に突入しています。日本映画「7人の侍」に由来する英語名“マグニフィセント・セブン”と称されるアップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、エヌビディア、テスラ、並びにメタは最後のメタを除き大幅に下落しました。月末には米政府閉鎖が必至と言われていましたが、マッカーシー下院議長が土壇場で民主党に歩み寄ったことにより回避されました。月初の相場は上昇に転じる様相ですが、継続して警戒しているのは金利水準であって、金利が低下方向に転ずるまでは要注意でしょう。
LOGOSキャピタルパートナーズ
伊藤 武