集客や売り上げアップにつながるWEB制作で、ビジネスを支援（2/3）

自ら企画したWEB制作サービスで経験を積み、世の中に価値を届けたいと独立

　嘉藤さんが現職に関するキャリアをスタートさせたのは、飲料メーカーを経て入ったWEB制作会社でした。
　「学生の頃からクリエイティブな分野に関心があり、自分たちの音楽バンドのホームページを作っていた知識や技術を買われ、WEBをツールとした新事業の立ち上げに携わりました」

　会社が地域の課題解決に取り組んでいたことから、嘉藤さんはWEB制作サービスを企画。地場の事業者を飛び込みで回り、案件を請け負っていきます。
　「規模的には小さな事業でしたが、ワンストップで制作を担ったため、デザインからコーディングまで幅広い経験を積む機会になりました」

　一つのモノを売るのではなく、もっと大きな絵を描けるようになりたい。次第にそんな思いを募らせた嘉藤さんは、IT系の会社を営む知人の要請で、海外拠点を設けるオフショア事業に参画。カンボジアに渡り、副社長としてビジネススキームの構築に奔走します。
　「現地では、飲食店を出店したり、農園を運営したり。身を立てて活躍する同世代の人たちにたくさん出会いました。『自分も独立して世の中に価値を届けていきたい』という気持ちが沸々とわいてきました」

　オフショア事業を軌道に乗せて帰国し、28歳で独立。クライアントが目指す成果とユーザー目線を大切に、施策を導き出してきました。
　「『嘉藤さんがパートナーで本当に助かった』。そんな風にクライアントさんが喜んでくれるのを、じかに感じられるのがモチベーションですね」

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【次ページ】バンド活動とも通底する創造性でWEB制作に取り組み、今後の目標は「地域課題解決」

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