高齢期の住まいは、どちらを選ぶのがいい?

山内和美

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買うか借りるかは、今の生活やこれからのことを考えて、自分に合った方を選ぶのが一番です。
ここでは、選ぶときに知っておくと役立つポイントをまとめました。

1. 家賃を支払い続けるのが不安な人は、購入できるならば買う

高齢になったことを考える年齢になると、毎月の家賃を払い続ける不安を感じる人も多くなります。
現金で一括購入できればいいですが、住宅ローンの返済額が無理のない範囲であれば、いずれ支払いが終わる見通しが持てます。
また、高齢者の賃貸入居は断られることも多いため、持ち家の安心感は大きいものです。

2. 賃貸に住み替えるなら、物件や家賃を調べておきましょう

高齢になると借りられる賃貸物件が限られます。
家を売って賃貸に移る場合は、売却前に物件の種類や家賃の相場を確認し、住み替え先の目処を立てることが大切です。
これにより、売却後の生活もスムーズに始められます。

3. 住み替えでは、広さ・立地・生活環境全般を見直しましょう

広さや掃除の負担、駅や買い物の距離、子どもが駆けつけやすい場所かなど、暮らしやすさを重視してください。
バリアフリーの設備が整っていると安心です。
また、通院先や交通手段、介護保険の利用や財産管理など、生活全体の変化も見越して準備しましょう。


住宅ローンが残っている場合は、売却しても残債が残ることがあり、住み替えの自由度が低くなることもあります。高齢になると新たなローンも組みにくいため、資金計画は慎重に行いましょう。

何よりも、あまり心配しすぎず、今を元気に楽しく過ごすことが大切です。人生は予定通りにいかないこともありますが、過度に不安にならず、今の時間を大切にしましょう。

住まいのこと、ご相談やご不明点があれば、どうぞお気軽に当社までお問い合わせください。

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山内和美
専門家

山内和美(不動産コンサルタント)

カズシン株式会社

大学中退や離婚を経験した代表が人生の窮地に立つ人の不動産取引をサポート。宅地建物取引士のみならず産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの資格も生かし、メンタル面でも成約まで顧客を支える。

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