「住みながら家を売る」って、やっぱり不安?でも大丈夫!
まとまった現金があれば、何かに投資しようと考える方も多いのではないでしょうか。
投資には株式や投資信託など様々な選択肢がありますが、「不動産」もそのひとつです。
中には、全額を借り入れて物件を購入するケースもあります。しかし、これは物件の選定や資金計画次第ではリスクも伴うものです。一方で、自己資金で不動産を購入する場合、正しい物件選びさえできれば、堅実で意義のある選択になると私は思います。
現金で持っていると狙われやすい
現金を持っていると、気を許した相手から「お金を貸してほしい」「この投資は絶対儲かる」など、さまざまな話が持ちかけられることがあります。中には「いい人」を装って近づき、話を引き出してくる人もいます。
だからこそ、「お金を持っている」とはあまり言わないほうがいいのですが、信頼している人にこそ、つい話してしまうのが人間です。
不動産には“防衛力”がある
不動産のよいところは、動かしにくい資産であるという点です。現金のようにすぐに引き出して渡すことはできませんし、売却するにも時間がかかります。たとえ「売って用立ててほしい」と言われても、現実にはすぐ売ることは難しく、冷静になる時間が取れます。
また、実際にあった話ですが、「家族から頼まれてやむを得ず不動産を手放したことがある」という経験から、その後は抵当権を設定して簡単に売れない状態にするという対策を取っている方もいます。借り入れの必要がなくても、金融機関と契約しておくことで“いざというときの盾”にしているのです。
価格がゼロになることは、まずない
もちろん、不動産にも価格の変動はあります。しかし、立地の良い不動産がいきなり半値になるというようなことは、そうそう起こりません。仮に一時的に下がったとしても、時間が経てば回復することも多いのが日本の不動産です。
ですから、購入するなら「場所」が非常に大切です。場所さえ良ければ、売却時にも買いたたかれることは少なく、おおむね希望に近い価格で動くものです。
投資だけでなく、住まいとしての安心も
不動産は投資対象というより、防衛資産と考えても良いのではないでしょうか。住まいとして所有する場合も同じです。「借りて住む」ことにもメリットはありますが、「買って持っておく」という選択も、人生の安心につながるのです。
不動産は「資産」であると同時に、あなたを守る「盾」にもなります。
まとまった現金があるときこそ、不動産という選択を、一度じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。



