変形性膝関節症による人工関節の手術回避
コロナを一つのきっかけに増えてきた
「セルフ整体」
自分で自分のカラダをケアすることは
予防にとっても大切なことです。
一方で、
症状が悪化したり、変化しない。。。
改善、予防するのに限界がある(>_<)
と訴えてご来院される
患者様も少なくありません。
何をしても改善しなかった
苦痛から解放された喜びと
これまでの体験談を語ってくれた
モニター様の事例をもとに、
セルフケアに取り組む際に
押さえておくべき知識を解説します。
40年近く続いた苦痛の解消
インタビュー動画は、
25歳で怪我をきっかけに背骨が飛び出てしまい
その後、少しでも症状を改善するために
セルフ整体、自力整体など、
色々な先生のもとで学び続けても
改善しなかったと訴える患者様の話です。
ふらつきが酷く、死ぬことを考えるほど
辛い苦痛でお悩みだったのが改善され、
とても喜んで下さっています。
大切なのは優先順位
どんな運動も、何かしらの効果があります。
だから、プロの指導のもと、体のために
様々なセルフケアに取り組むことは
とても素晴らしく、価値のあることです。
問題は、取り組みの優先順位です。
一つ一つの運動は効果的でも、
悩みが沢山あった場合に、様々やると
時間が足りなくなる人もいます。
さらに、体全体、トータルで見た時の
バランスも大切です。
例えば、ウォーキングは様々なメリットが
ありますが、
膝に炎症がある人や
骨格や歩き方が悪い人が沢山歩くほど、
さらに痛みを悪化させる可能性もあります。
だから、痛み不調が複数ある場合は
特に、何から取り組むのかが重要です。
私は25年以上の臨床経験、研究を通じて
様々な痛み、不調の予防、改善には
・背骨一つ一つのズレ
・認知のゆがみ
この2つが最重要であると確信しました。
様々な痛み、不調を訴える患者様も
この2つを整え、良い状態を保つことで
9割の痛み、不調が改善した
症例が沢山あるからです。
インナーマッスルを鍛えても歪みは解消されない
多くの人は、インナーマッスルを鍛えれば
骨格の歪みが整うと誤解しています。
インナーマッスルを鍛えることは、
コルセットをつけるのに似ています。
背骨一つ一つはズレたまま、
その周りをギューッと固めて動かないようにします。
勿論、何もしないよりは、
コルセットをつけることで
グラグラしないで済むので、安定します。
ただ、背骨一つ一つがズレたままでは
本来の体の機能は十分に回復できません。
手技で整えてもすぐズレやすい背骨
背骨一つ一つは平面関節といって
がっちりかみ合った構造ではなく、
平なものが縦に24個連なっているため
非常にズレやすい構造になっています。
だから、プロのゴッドハンドに手技で
矯正してもらっても
またすぐズレてしまいます。
このズレをさらに助長させているのが
「認知のゆがみ」です。
「認知のゆがみ」については、
先日のコラムでも紹介しましたが
「体性感覚と視覚情報のズレ」のことです。
要は、実際は顔が傾いているのに
脳が真っすぐに補正した映像を
私達は見ているのです。
こちらのモニター様のように、
顔が傾いていて良い姿勢ではないのに
自分では気づけないのです。
万病のもとを遠ざけるため必要なのは
「精度高く」良い姿勢を長く保つことが
首コリ、肩こり、腰痛、股関節痛、膝痛をはじめ
様々な痛み、不調の改善に繋がります。
「認知のゆがみ」があると、
良い姿勢の精度が落ちてしまいます。
小さな差と思われる方が多いですが、
頭は体重の13%の重さがあるので
その精度の違いが長く続くことで
大きな差が生まれます。
自分でできる簡単な体操
良い姿勢が自然と保てれば
筋肉や筋膜、関節だけでなく、
神経への負担も減るので
関節痛だけではなく、本来の内臓機能を
取り戻すのにも役立ちます。
背骨一つ一つを整えるのに欠かせないのが
背骨一つ一つの間を結ぶようについている
「短回旋筋」です。
カンタン、画期的な方法で
短回旋筋を自分で整える方法は
拙著『悪い姿勢は天井を見つめて治しなさい』
にて解説動画付きで学べます。
様々なセルフケアを頑張っているけど
イマイチ効果を感じられない方は
一度試してみて下さいね。