田んぼの『田』の字形
幾つになっても、まだまだ……、色々、発見できるものだ。
私が妻と一緒に見たものは、落葉樹の『連理木』。
大田区の道路脇、思うほど難しくなく、判りやすい場所だった。
二本の樹木、地上から40センチほどで幹が交差している。裏に廻ってみると交差ではなく、なんと合体している。これが『連理木』かと納得した。
裏に廻れば別の世界が見える。裏を返せば真実が分かるという例えにならないかと、微笑んだ。
今の時代では珍しくないかもしれないが、昔は、年号を変えるほどの不思議さ。広重の浮世絵にも登場。あちこちの神社で神木とされている。
私が見たのは、直径10センチもない若木だから、神木となるのは、ずいぶん先だろう。後々、道路拡張によって移動しなければならないだろうと想像される。早く神様になってくださいと願う。