説得力のある話し方
こんにちは、堀口メソッドボイススクールの堀口明保です。
最近の小学校では人前で話したり、声を出す機会が増えていると聞きます。
声が小さいことや、人前だと声を出せなくなってしまうお子様にはとても大変です。
当校は元々蚊の鳴くような声でしか話せなかい消極的な性格だった母が、1000人以上の前でも公演を行えるまで成長できたメソッドを教えていくことで出来た教室です。
私もそれを引き継ぎ、声の小ささや人前に出た時の緊張で喋れないという苦しみをなくしていきたい!という思いで教室をしています。
今回は小さい声がお悩みで来られたお子さんがどう変わっていけるかを書いていきたいと思います。
元々大きな声を出す力を持っている
小さい声でしか話せないというお子様も大きな声を出す力がある事がほとんどです。
恥ずかしさや自分には出来ないという思い込みなどが障害になり声を出したい場面で出せないということが非常に多いです。
ですが、恥ずかしがるなとか頑張って出せと無理やり出させようとしても、追い込まれた気持ちになり逆効果になってしまいます。
当校では、楽に声を出せる体の状態を作るというアプローチをしています。
落ち着きやすい、体から力が抜けた状態を、呼吸を意識したトレーニングや力を抜くためのリラックス法をその子の個性に合わせて実践しています。簡単な体操のようなものなので心に負荷もかかりませんし、誰でも簡単に出来ることを中心にレッスンさせていただいています。
落ち着きリラックスした状態を作れたら、その状態でボソっとでも声を出す練習をしていきます。
大きな声でなくて大丈夫ということを意識して声を出していただくと、大体の場合で思ったよりは音量が出せていることを実感していただけます。
普段は大きく声が出せるけれど、人前に出ると途端にダメになってしまうというお子さんに特に有効な練習法で、声を出す時に無理はしなくていいんだ、十分声が出るんだという感覚を掴んでいただけるとかなり大きく改善に繋がります。
ちゃんとしなきゃという気持ちの強い真面目なお子さんの場合、力が入りすぎてしまい声の全くでない苦しい状態になってしまう子が多いので、こういった練習で人前に出ても無理はしなくて大丈夫という感覚や、急いで話さなくて大丈夫という感覚を掴んでいただけるようレッスンしています。
ハッキリ話すには口の筋肉が大切
普段から声が小さいというお子さんには、口を動かすトレーニングや息の量を増やす腹式呼吸のトレーニングをしていただいています。
特に日本語の場合、聞き取りやすい声の出し方には口をしっかり動かして話すことが必要なのですが、普段話す時、口の動きを意識したら逆に話せなくなってしまいます。
口の筋トレ、ストレッチをして動かしやすい状態を作っていくと効果的です。
ただ、もごもごと聞き取りにくい話し方になっている子の場合、口を動かすのが恥ずかしいと感じていることも多いので、その子のペースに合わせ鏡なども利用して、動かしても変ではない事や、しっかり動かせて声を出すとハッキリした声で話せることを通じて、少しづつ話す力を身に付けていっていただいています。
息の使い方も、特にコロナ禍のマスク生活で肺活量が落ち口呼吸中心になってしまっている子も多いため深い腹式呼吸で声を出せるようにするためのトレーニングをしています。
意識して声を出してみると、結構大きく出せた、ハッキリ話せた、という経験を少しづつ積み重ねていただいて自信を持っていけるよう、その子の様子をしっかり見ながらレッスンをしています。
このようにそのお子さんの個性、特徴に合わせたトレーニングをしているのですが、私が何より重視しているのがその子にとって一番負担にならないトレーニングをしていくことです。
当校は広くリラックス出来るレッスンスペースを設けていますので、横で親御さんが見守りながらのレッスンも可能です。中学生、高校生のお子さんの場合、親御さんに見られるのが嫌という子もいらっしゃいますので、送って来たあとレッスン終了時に迎えに来ていただくということも可能です。
話すことへの苦手意識、人前でも大丈夫という自信をつけていただくことは、その子の人生にとって大きく可能性を広げられることです。
お悩みの方はぜひ無料体験レッスンで、雰囲気が合うかやその子のやる気に繋がるかをご確認ください。
対面レッスンは小金井教室で、オンラインレッスンはZOOMで対応していますのでご希望の形式でお電話や当校HPの問い合わせフォームからご予約ください。