親バカ愛のチカラの凄さ

〜「うちの子が一番！」が未来を変える原動力〜

はじめに：親バカって悪いこと？

「親バカ」という言葉を聞くと、どんなイメージが浮かぶでしょうか？
「うちの子が一番かわいい！」「天才かもしれない！」と、他人が聞いたらちょっと笑ってしまうようなことを真剣に言ってしまう親のことを、やや茶化すようなニュアンスで使われることが多いこの言葉。

でも、もし「親バカ愛」こそが、子どもの可能性を最大限に引き出し、未来を切り拓く最強のエネルギーだとしたら？
本コラムでは、「親バカ愛のチカラ」が持つ驚くべきパワーと、それがどのように子どもの人生を変えるのか、そして親自身も成長していける道のりについて深掘りしていきます。

親バカ愛＝無条件の信頼と応援

親バカ愛の根底にあるのは、「我が子を信じる気持ち」と「どんなときも味方でいる姿勢」です。

例えば、子どもが描いたヘタクソな絵を「天才！」と褒めること。
学校のテストで50点だったとしても、「あなたの良さは点数だけじゃないよ」と励ますこと。
このような一見“甘い”とも取れるような対応の中に、実は深い愛情と信頼が込められているのです。

人は、誰かに無条件で信じてもらえたとき、本来の力を発揮します。
自信を持ち、チャレンジする勇気が湧いてきます。
そして、挑戦を繰り返すうちに、本当に“できる人”になっていく。

これは、決して妄信ではありません。
“我が子を信じる”という姿勢は、未来を育てるために欠かせない、親だけが持てる特別な力なのです。

「うちの子はすごい！」という言葉が魔法になる

「うちの子、絶対やればできるタイプなんです！」
「歌が上手で、もしかしたら将来は歌手かも！」
「ちょっと変わってるけど、天才肌なんですよね」

こうしたセリフを聞くと、周囲は微笑ましく感じるか、時には苦笑いするかもしれません。
でも、そんな言葉を毎日聞いて育った子どもは、「自分には価値がある」「親が応援してくれている」と無意識に感じながら成長します。

それはまるで、子どもの自己肯定感を毎日コツコツと積み上げる作業のようなもの。
そして、ある日その積み上げたものが、目には見えない“自分を信じる力”として花開くのです。

親バカの愛が生んだ奇跡の実話たち

① 漫画家・さくらももこさんと母の愛

ちびまる子ちゃん』の作者、さくらももこさん。
小学生の頃、作文コンクールで賞をもらったとき、母親が「もしかして、作家になれるかも！」と大喜び。
それが、彼女にとっては一番嬉しかった記憶だと語っています。
母の「この子はできる！」という言葉が、将来の才能を引き出す種になったのです。

② 野球選手・大谷翔平と父の徹底サポート

日本を代表するプロ野球選手・大谷翔平選手。
幼少期から父親がグラウンドで練習を手伝い、常に「お前はできる」と言い続けてきたそうです。
彼の野球ノートには、明確な目標と行動計画が綴られ、それを親が本気で支えました。
その結果、夢のメジャーリーガーとして世界を舞台に活躍するまでになったのです。

③ 自閉症の息子さんが宇宙を目指す話

あるお母さんは、自閉症と診断された息子が「宇宙飛行士になりたい」と言ったとき、「無理だからやめなさい」
とは言いませんでした。
代わりに、NASAの資料を取り寄せたり、宇宙関連の図書館に連れて行ったり、知識を広げる環境を整えました。
結果、息子さんは理系の大学に進学し、今も宇宙関連の仕事を目指して研究を続けています。

親バカである覚悟が、親自身を成長させる

「親バカになる」と決めた瞬間から、親の人生もまた変わっていきます。

本気で子どもの夢を応援しようとすれば、親は学び続けなければなりません。
時間もお金もかかります。自分のライフスタイルを見直す必要も出てくるかもしれません。
でも、そのプロセスの中で、親自身も強く、柔軟で、前向きな存在へと成長していくのです。
親バカとは、「無知のまま甘やかすこと」ではなく、「本気で関わり、本気で信じて行動すること」なのです。

もし、全ての親が親バカだったら

想像してみてください。
日本中、いや世界中の親が、「うちの子はすごい！」「絶対に幸せになれる！」と信じて子育てをしていたら。

子どもたちは、安心して自分らしく生きる力を身につけていくでしょう。
そして、その子たちが大人になったとき、また次の世代に“信じる力”を受け継いでいく。

これは単なる理想論ではありません。
親が子を信じるだけで、未来は変わるんです。

親バカ愛の秘訣：実践的な3つのヒント

最後に、今日から実践できる“親バカ愛”の育み方を3つご紹介します。

① 毎日1つ「うちの子スゴイ！」を言葉にする　褒めちぎる

「今日も元気に学校に行けたね、すごいね！」
「優しい言葉かけてたね、ママ感動したよ」
どんな小さなことでも、¨すごい¨¨すごい¨と言葉にして伝える習慣をつけましょう。

② 子どもの夢を“笑わない”こと

たとえ「YouTuberになりたい」や「アイドルになりたい」といった夢でも、バカにせず耳を傾けましょう。
親のまなざし一つで、夢が現実に近づくか、遠ざかるかが決まります。

③ 親自身も夢を語ろう

子どもにだけ夢を語らせるのではなく、親自身も「私の夢はね」と話してみましょう。
一緒に夢を語ることで、親子の絆が深まり、子どもは「大人になるのも悪くない」と思えるようになります。

終わりに：親バカは、最上級の愛

「親バカ愛」は、時に不器用で、時に周囲に理解されないこともあるかもしれません。
でも、親にしか与えられない“無条件の信頼”という名の翼は、子どもたちが人生という空を羽ばたくために、なくてはならないものです。

誰かに笑われてもいい。
堂々と、「うちの子が一番！」と言いましょう。
その言葉こそ、子どもにとっての最大のギフトなのです。

親バカであることに、誇りを持って。
そして、今日も、我が子を全力で応援する日々を一緒に歩んでいきましょう♪
次回は親バカ10か条につてお話していきます。

¨親バカ愛¨を全国に広める一環として、8月8日親バカ愛の日に全国親バカ愛の大会を主催。
後援：文部科学省、こども家庭庁
今年は親バカ愛に溢れた子育て中のパパ、ママに文部科学大臣賞を授与！！

我は親バカ！！とお思いの方は是非、ご参加くださいね。

主催している一般社団法人ひといくを宜しくお願い致します(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡
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