風、声のデザインルーム、大きく口をあけて軟口蓋の舌先あてて!

堀野温代

堀野温代

テーマ:声、身体、流れ

ある方法の声の出し仕方は、あまり生徒さんにいままで行っていませんでしたが、つい最近数人の生徒さんとともに試みました。

口を大きく開けます。注意点が1つ。あけるとき下あごを下にはもってゆかず、両頬に手のひらをあてて

円を描くように奥歯あたりを耳の上までもていきます。歯は上下ともみえるように。

ここから舌先を軟口蓋のテッペンにあてたまま5つの母音を言う訓練です。発語は不明りょうになりますが、
絶対舌が離れないようにしながら、ゆっくりゆっくり開始。次第に内臓が働きだし、呼吸が深くなりまして

凄い音が出てきます。喉が大丈夫痛く成りません。気をつけるのは、下あごがぜったい落ちない事。落ちるとうまくゆきません。母音によって舌先の当たる部分は変化いたしますが、これも大丈夫。

これを、私がよく判断しながら行ってもらったのです。

見違える声になりました。骨に振動が伝わりその振幅を感じるのです。これが大変いい気持ちにさせてくれるのです。

詩吟ぼいとれのかたにも同じ事をいいましたら、その方はオとウのにがてなのが解消されました。

さあ~これを体に沁み込ませなければなりませんから、たった1回だけではまだまだなんです。
しかし、この経験は嬉しい事でした。

私達の分野に終わりはありません。いくつになっても声はその人なりの成長をいたしますね

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堀野温代
専門家

堀野温代(「声」の指導者)

風・声のデザインルーム

イタリア留学と長年の研鑽、多数の舞台経験から、身体の使い方、呼吸法などを総合する「堀野式発声法」を確立。音大入試やオペラ団体への入団、声楽コンクール等で高い結果を出す生徒を多数輩出している。

堀野温代プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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