風、声のデザインルーム.本年最初のレッスンは?

堀野温代

堀野温代

テーマ:声、身体、流れ

初レッスンは大学2年生、後期試験がありますので、それ中心におこないました。
フランス歌曲を歌うそうです。曲名は、。{夢のあとに}だそうです。

この曲は、弦楽器でもよく演奏されていますね。昔、日本人のピアニストとシュタルケルのアンサンブルを東京文化会館で聴いた事があります。最近では、日本のある大学で、韓国からいらしたかたの演奏を聴きました。何度聴いてもうっとりしてしまいます。
その時の感覚でうたうのが1番いいと思うのですが、{それは、私の場合で}
生徒さんは、またべつですよね。アンサンブルを聴いてから歌ってみる方が、曲に入りやすいとおもいますから、それを生徒さんに、まずすすめました。

作曲家失恋のどん底の時の作品らしいのですもの、感情としては理解しやすいですね。
ただ、フランス語は?

発音だけに捉われて、開口母音よ、これはもっとしめて、これはこうです、、、ばかりやっていては言葉が
繋がりませんから、詩の朗読にはなりません。息をどのように発語に利用するか、前単語の語尾をどう前頭語につなげるか、口内、回りの筋肉のはこび、響きの場所など、そして、言葉の感性をどのように
想像の世界と創造の世界をどのように結ぶか、など等、沢山の事を試みませんと、音楽が死んでしまいますね。紙に描いてある音符を生き物にしなければならないのが、全ての音楽。
こんな話をしてから、私は、伴奏を弾き始めました。伴奏だけでもうっとりしてしまいます。。。。

生徒さんの声は、自分の中に集中できやすい呼吸法を行いましたので、上手くゆきました。

発声するって、発声しなくてもできるんですね。{観念}という集中によって!


         イメージしてみてくださいませ。あなたの観念で!

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堀野温代
専門家

堀野温代(「声」の指導者)

風・声のデザインルーム

イタリア留学と長年の研鑽、多数の舞台経験から、身体の使い方、呼吸法などを総合する「堀野式発声法」を確立。音大入試やオペラ団体への入団、声楽コンクール等で高い結果を出す生徒を多数輩出している。

堀野温代プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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