風、声のデザインルーム20数年ぶりのレッスン
第1章
生徒さんのよくある悩み
私の生徒さんは、ほとんどが他の指導者に教えてもらっていたけれど結果が出なくて、私の元を訪れた方です。
指導者と生徒の関係はとても重要です。
今の時代、たくさんの教室が存在するからこそ、「本当に今の指導者で大丈夫か?」と考えることも必要だと感じています。
声楽は私の人生のすべてです。
声楽や声に関する悩みがきっかけで、声楽界からリタイヤされる方が1人でも少なくなるよう、
本章では生徒さんの悩みについてご紹介させていただきます。
自分の悩みが回りの方々の悩みと似ていると気づくのは重要なことですね。
悩みとは決してネガティブなものではなく、自分を成長させる{きっかけ}にすぎないのです。
まずは悩みを「受け入れる」ということをおすすめします。
生徒さんのよくある悩み
1、声が思う様に出ない。
2、歌うと喉が痛くなり、医者に音声障害だから歌うなと言われた。
3、高音が出ない。発声の仕方がわからない。
4、先生が発声法や歌い方を自分から盗めと言われるが、どうしていいかわからない。
5、体を使えと言われるがどういうことかわからない。
6、フレーズが最後まで続かない。
7、何も考えるなと言われるが、どうすればいいのかわからない。
8、大きい声を出せ、と言われて、自分では出しているつもりだが、もっと大きい声を出すにはどうすればいいのかわからない。
9、音程が悪くても気にせず歌えといわれるが、、、、、。
10、自分には合っていないと思われる曲ばかり歌わされる。
だいたいがこのようなことです。しかし、よくある悩みがとても重要だと気づいている方は{まだ少ない}と私はかんじます。
私は生徒さんのそういった悩みの兆候を感じたら、すぐに声をかけて解決していただいて、また気づいたら声をかけて、を繰り返しています。
しかし、ほとんどの方が前述したような悩みに自分では気づくことなく私のレッスンに通われています。
悩みを悩みとして受け止めている方が意外と少ないということがここからわかります。
ただ、私の生徒さんの誰もがすぐに悩みを解消しているわけではなく、やはり、継続し意識することが悩みの解消へ導いてくれるのです。
近年、アドヴァイスや指示はしてくれるが、具体的な問題の解決方法を教えてくれない指導者が増えているとかんじます。
それは、生徒さんとの会話からも感じられ、これこそ声楽界の問題点でもあると感じます。
では、具体的な方法とは?
一言でいうと大切なのは{呼吸法}です。
その呼吸法とは、、、、。
スキル{技術}は声楽に置いても重要ですが、スキル以上に重要なものを、ご存じでしょうか?
ケヤキの樹も技術だけでは大きく育たないはず。
それと同じです、、、、、。
風、声のデザインルーム