法人記念品の王道アイテムは?長い時の流れを経ても
ビジネスパーソンは、なぜその色を選ぶのか? vol.1「ネイビーという革色の魅力」
ID社員証ケースのトップカラー
なぜこれほどネイビー?
いろいろな企業の皆様からID社員証ケースのオーダーをいただくようになってから、気がつき始めました。ご注文カラーは圧倒的にネイビーが多いということを。
法人記念品の王道アイテムが本革ウォッチトレーなら、ID社員証ケースは花形アイテム。中でもネイビーという革色は断トツの人気で、まさにID社員証ケースの「トップカラー」です。
何気なくwebサイトに掲載されているネイビーの商品画像にもオーラがあるようです。人気のテレビドラマに採用され、俳優さんが身につけた色もネイビーでした。
お客様からのご希望が多いことはさることながら、お客様からカラーのご相談をお受けした際に、私自らネイビーをお勧めしていることが多いことにも気が付きました。
明るい青からネイビーへ
ある企業からの社員証ケースのオーダーをいただいたときのことです。コーポレートカラーは明るめのブルー。そのコーポレートカラーに近い「ブルーの革色にロゴを銀箔押し」という組み合わせが第一候補でした。
ただ念のため「ネイビーもおすすめです。赤のネクタイやグリーンのネクタイをされる時などは、ネイビーのほうが合うかと存じます」と一言アドバイスさせていただきました。
すると、その後すぐにご担当から「実は弊社の女性社員から、ネイビーの方がいろんな色の服の色に合いやすく、高級感があるのではという意見が出ているところです」という内容のご返信。社内検討の結果、最終的にネイビーに決定。納品後もご好評とのご連絡をいただきました。
ビジネスファッションアイテムとして
そう、ID社員証ケースは身に着けるもの。名刺入れやトレー、レザーコースターなど数ある法人記念品のアイテムの中で唯一その存在性が異なり、スーツやネクタイ、時計や靴と同じビジネスファッションアイテムの一つなのです。身につける人のセンスや品格、知性などを映し出す大切なアイテムといえるでしょう。
もう10年ほど前になりますが、IT関連事業の役員の方と社員証ケース製作の打ち合わせを行なっている際、これまでお使いになっていた社員証ケースをポケットに入れたままだったのが印象的でした。カジュアルなスタイルでいらっしゃいましたがセンスの良い身のこなし。「本革の高級な社員証ケースであれば、堂々と身につけられますよね?笑」などとお話しくださいました。
そして、色のご要望をお伺いすると「ここは、やっぱりネイビーでしょう」と即答されました。
どんなスーツにも合い、ジャケットスタイルあるいはシャツだけなど、いわゆるビジネスカジュアルにもよく合うのがネイビーです。白のシャツにネイビーは品が良く洗練されたイメージを与え、ピンクのシャツを着こなすビジネスパーソンには粋でオシャレです。
天然素材の上質感や奥行き感がプラスして
特に本革という素材との相性も良いのでしょう。ベタ塗りではない、天然皮革ならではの質感を活かした染めにより、革の呼吸が透けて見えるような独特のニュアンスや、光の加減で表情を変えるような透明感や奥行き。本革のネイビーだからこそ魅せられる表現のチカラともいえます。
社員証ケースのように「常に外から見えるビジネスアイテム」には、この奥行き感や静謐な色調から生まれる品格が要です。主張しすぎず控えめながらも凛とした存在感を放つ。
10年以上、数多くの日本のビジネスパーソンにネイビーという革色が選ばれ続けてきた理由は、日本人の美徳にも相通じるものがあります。
信頼と誠実を象徴する色
本革の社員証ケースのみならず、ビジネスシーンで身につけるスーツやネクタイなどでもネイビーの需要は多いことでしょう。無難と捉える方もいらっしゃれば、品性を重視されるシーンで必ずネイビーを身につける方、常にビジネスで好印象を基本に置かれる方、選ぶ理由はそれぞれ。
いずれにしても身の回りのビジネスアイテムの中で、ネイビーは一つも所持していないという方は稀だと想定しています。
またネイビーは、企業が社員に求める「信頼」と「誠実」を象徴する色として挙げられています。コーポレートカラーにネイビーが多いのも、その裏付けがあるからこそ。
ではなぜ、ネイビーが信頼性や誠実性を象徴する色とされているのでしょうか。それは日本の歴史的背景や日本人の精神性に深く根ざしています。その歴史的背景を紐解いていくと、ネイビーの圧倒的な支持は単なるトレンドではなく必然の選択ということがわかります。
次回は日本の文化・歴史的な視点から、なぜビジネスシーンでこれほどまでにネイビーが求められるのかを紐解いてまいります。



