【生成AI活用】RFPの基礎を学ぶ 【ChatGPT/Gemini/Copilot 比較】
【システム開発・アプリ開発】生成AIを活用するために知っておくべきこととは?【前提編】という投稿でご紹介した、発注者目線によるシステムやアプリ開発のプロセスで、生成AIを有効活用する方法を探っていく。今回のテーマはこちらです。
システム開発プロセスのステップ1「現状分析と課題整理」1-2 KPIの確認をテーマにします。そしてサブテーマは『ChatGPTで新規事業のKPIを設定する』です。
自社で新たなゴールが設定された際などに、KPIの設定に悩むことはありませんか?実はKPIの設定にもChatGPTが活用できます!
ChatGPTのGPTsも活用することで、KPIの設定だけでなくKPIツリーまで作成できます。本投稿では、ChatGPTを使ってKPIを設定する方法、そしてそのKPIに基づいてKPIツリーを作成する方法を解説しております。
ぜひ最後までご覧いただき、KPIを設定する際の参考にしてみてください!
※このコラムの内容は動画で公開しています。Youtube版はこちらをご覧ください。
KPIとは?
ご覧になったことがあるかもしれませんが、上記の図、例えば売上の目標設定をしたのであれば、この売上を構成する要素は何かという風にブレイクダウンをしていきます。その1つとして顧客数・顧客単価から利益が構成される。さらにブレイクダウンをしていくと顧客数は新規顧客とリピート顧客から成り立つ、といった具合に、どんどん可能な限り小さく要素を分解していきます。
これらの要素1つずつがKPIであり、目標設定をし、完了していきます。
ChatGPTでKPIの設定
では続いてChatGPTでKPI設定とKPIツリーの作成を行ってみます。今回もChatGPT 4oを使用しています。
<ChatGPTとの応答>
上村「ECサイトを新たに開始します。初年度売上目標は1億円です。KPIをどのように設定すればいいですか?」
ChatGPT「ECサイトの初年度売上目標10億円を達成するためには、KPI(重要業績評価指標)を具体的かつ測定可能に設定することが重要です。以下にKPIの設定方法をステップごとに示します。
1.売上目標を分解する
1億円の売上を達成するには、月ごとや週ごとに目標を分解します。
- 月間売上目標:1億円 ÷ 12ヶ月 = 約833万円/月
- 次の売上目標:1億円 ÷ 365日 = 約27万円/日
これにより、具体的な期間ごとの目標が明確になります。
2.売上公式を分解
売上高は以下の公式で計算できます:売上 = アクセス数 x 変換率 x 平均購入単価
KPI候補:
1.アクセス数(覚悟目標)
- 必要なアクセス数 = 売上目標 ÷ (コンバージョン率 x 平均購入履歴)
- 例:平均購入上限が5,000円、コンバージョン率が2%(0.02)の場合
必要アクセス数 = 1億円 ÷ (0.02 x 5,000円)= 100万アクセス/年
2.変換率
- EC業界の平均は1〜3%が一般的です。自社の商材やサービスに応じて設定します。
- 初年度の目標として2%を設定。
3.平均購入単価
- 商品の価格帯と顧客の購入パターンに応じて目標を設定。
- 例:5,000円の商品がメインの場合、バンドル販売やアップセルで平均を考えて検討する。
3.KPIの詳細設定
次に、売上目標を達成するための具体的なKPIを設定します。
トラフィック関連
- 月間訪問者数:100万アクセス ÷ 12 = 約8.3万アクセス/月
- 主要流入チャネル別の訪問者数目標:
・SEO:4%
・SNS広告:30%
・メルマガヤリターゲティング:20%
・その他:10%
サイトパフォーマンス
- 売上高比率:2%
- カート放棄率:20%以下
- ページ読み込み速度:3秒以内
顧客獲得
- 新規顧客数:月間2,000人
- リターン率:20%
販売単価
- 平均購入単価:5,000円
- 購入数目標:1回の購入につき1.5ポイント
4.モニタリングと調整
KPIは設定しただけでは効果がありません。以下を実施してモニタリングします:
- 定期的なデータ分析:Google Analyticsや広告プラットフォームでトラッキング
- A/Bテスト:ランディングページや購入フローの改善
- とりあえずの見直し:想定を下に考える場合は当面戦略を調整
5.初年度の成功を測る追加指標
- 顧客満足度(NPSスコア)
- サイト直帰率:50%以下
- カスタマーサポート対応時間:24時間以内
具体的な商材やターゲット顧客によって調整が必要ですが、このフレームワークをもとにKPIを設定することで、売上目標1億円に向けて効果的に進められます。」
冒頭文のECサイトの初年度売上が、先ほど1億円と入れたはずなのに、なぜか10億円に変わっています。しかし、これ以降が間違っているかというと、次の売上目標は1億円になっています。なぜここの差異があるのかは分かりません。
前回の投稿でもChatGPTは数字計算に弱いということがあったので、一応検証してみましたが、少なくとも売上目標は間違っていないようです。
そして次にKPI候補ですが、売上高 = アクセス数 x 変換率(コンバージョン率) x 平均購入単価ということで、
アクセス数:どれだけのアクセスが来て
変換率:アクセスから購入に至った率
平均購入単価:1件あたりの単価
これで売上が構成されるというように分解されています。
変換率(コンバージョン率)に関しては、EC業界の平均は1〜3%は一般的という点は正しいです。商材やサービスによってコンバージョン率は変わるので、自社の商材にあったコンバージョン率を当てはめるのが正解かと思います。ここでは、1〜3%の真ん中を取って大体2%と設定したようで、これも正しい考え方でしょう。
平均購入単価に関しては、それぞれの商材・サービス等によって変わってきますので、自社の商品を当てはめて考えてください。いくつかの商品があるのであれば、それに対してのバンドル販売、別の商品を買っていただくアップセルを検討するということです。
そして具体的なKPIの設定がされています。必要アクセス数の100万アクアセス/年、これを達成するためには月間で8.3万アクセスが必要になる。ではこの8.3万をどう確保するのかというところで、ウェブサイトへ集客する方法は色々あるので、それぞれの方法にとりあえず何%かを設定します。もちろんこれらの数字においても、自社の商品やサービスによって目標値が異なってくるものなので、これが絶対だというわけではありません。
カートの放棄率というのは、皆さんも経験されたことがあると思うのですが、とりあえず「買おうかな」と思ってカートには入れたのに、そのまま結局買わずに終わってしまった、というようなケース。そのようなケースは20%以下に抑えたいということです。
当然モニタリングと調整というのは必要になってきます。そして追加の指標としては、顧客満足度について、お客様の満足度を上げるのは当然のことでしょうし、一旦サイトに来ていただいたのであれば、すぐに離脱してしまうことがないようにしたいということと、何かお問合せがあった場合には24時間以内に対応するようにして、結果的に顧客満足度を上げることに繋げていくということでしょう。
KPIツリーの作成
以前もマーメイドチャートに直接この結果を送るということをしました。
(やり方など、詳しくはこちら→【ChatGPT】たった5分!?会議のメモから業務フロー図を作成する方法)
@を入力してメンションします。メンションするというのは、ChatGPTの中にGPTsとしてマーメイドチャートが入っているのですが、それに対してこれらのKPIを送るということをしたわけです。そうすると、その結果として次のようなKPIツリーを作ってくれました。
<ChatGPTとの応答>
上村「この結果からKPIツリーを作成してください。」
ChatGPT「以下は、ECサイト初年度売上目標達成に向けたKPIツリーの例です。このツリーは売上目標を達成するための主要なKPI(アクセス数、コンバージョン率、平均購入率)と、それぞれをさらに詳細な要素に分解したものを視覚化しています。
このKPIツリーを活用して目標達成に向けた前向きの計画と進捗管理を行います。必要な変更や追加項目がございましたらお知らせください。」
売上目標:1億円を達成するためには、年間100万のアクセスが必要であり、コンバージョン率は2%必要、そして平均購入単価は5000円。
さらにこの年間100万のアクセスを実現するために、どこからECサイトに入ってきてもらうかという目標値がブレイクダウンされていて、SEOの流入が40%なので40万で、広告からは30万、そしてリターゲティング、その他で構成されています。
コンバージョン率2%を実現するためには、カート放棄率を20%以下に収め、ページ読み込み速度を3秒以内にすることで達成したいとする目標です。一概にこれだけかと言うと、また違うかなというところもあるかと思いますので、色々な要素というのは考えられるかと思います。
平均購入単価:5000円に関しても、平均購入点数1.5点、アップセル/バンドル販売の活用で目標達成を目指そうというところです。
KPIを細分化し、ChatGPTと議論をする
続けてKPIをさらに細分化して、ChatGPTと議論をしてみたいと思います。
<ChatGPTとの応答>
上村「KPIの設定をさらに詳細化できますか?」
ChatGPT「はい、KPIをさらに詳細化することで、具体的な対立やモニタリングが容易になります。以下は、KPIツリーをより詳細に分解する例です。
1.アクセス数の詳細化
具体的な施策目標
- SEO流入(自然検索)
・月間SEO流入:33,333アクセス
・目標キーワードランキング:トップ10入り 30個
・ページ単位の平均滞在時間:2分以上
- 広告流入
・月間広告クリック数:25,000クリック
・CTR(クリック率):5%
・CPC(クリック上限):100円以下
- リターゲティング
・メールリターゲティング開封率:20%以上
・メールクリック率:5%以上
- その他(SNS、インフルエンサー、ダイレクトアクセス)
・SNS総フォロワー数:10,000人
・SNS投稿の平均エンゲージメント率:3%
2.コンバージョン率の詳細化
カート放棄率を軽減する具体的な方策
- カート放棄率の目標値:20%以下
- 放棄理由に応じた反論:
・配送料明示化(チェックアウトページ内)
・シンプルな購入プロセス(3ステップ以内)
サイトパフォーマンス
- サイトページ読み込み速度:3秒以内
- モバイルユーザー向け最適化:レスポンシブ対応率100%
- エラーページ発生率:0.5%以下
購入フロー
- チェックアウトコンバージョン率:50%以上
- ペイメント成功率:99%以上
3.平均購入時の詳細化
購入を覚悟する具体的な対策
- アップセル戦略
・セルアップ適用率:10%
・平均アップセル金額:2,000円/枚
- バンドル販売
・バンドル販売割合:全販売の20%
・バンドルの平均価格:7,000円
- リピーター向け
・平均顧客購入回数:1.5回
・リピート率:20%以上
新規顧客獲得
- 新規顧客獲得目標:24,000人/年
- CAC(顧客獲得上限):5,000円以下」
CPC(クリック上限):100円以下ということで、これはキーワードによっては非常に難しいかもしれません。特にダイエットなど、異常に高い広告もあるので、販売する商品やサービスによって実現できるかどうか、非常に難しいところではあるかと思います。
その他コンバージョン率の詳細化や、平均購入時の詳細化といったことが定義されています。
そして詳細ツリーの作成もしています。
先ほどのツリーでは赤線で囲った階層まででしたが、さらにこれらがブレイクダウンされる形でKPIの設定がされています。
さて、このような形でKPIの設定がされましたが、もちろん自社の商品やサービスに合わせて、チューニングが必要です。
例えばSEO流入で目標キーワードランキングトップ10入り 30個、これはなかなか厳しいことだと思います。人気のないキーワードであればできるのかもしれませんが、非常に競合が多いようなキーワードだったらどうするのか?そんな時はChatGPTに聞いて議論してみましょう。
競合の多いキーワードについてChatGPTと議論
<ChatGPTとの応答>
上村「私たちのサービスはダイエット食品であり、目標キーワードランキングのKPI達成が非常に困難であることが想定されます。どうやって達成できるのでよろしくお願いします」
ChatGPT「ダイエット食品市場は競争が激しいため、目標キーワードランキングを達成するのは確かに難しいですが、以下の戦略を実行することで可能性が高められます。
1.独自性を活かしたキーワード戦略
ロングキーワードテールを活用
- 競争が激しい一般的なキーワード(例:ダイエット食品)ではなく、具体的なロングテールキーワードを募集します。
・例:「プロテインダイエット初心者」「ダイエット食品女性向け美しい」
- 検索ボリュームは少ないので、購入の高い顧客を効率よく獲得できます。
ターゲット層に合わせたキーワード
- 目標値(例:女性30代、筋トレ愛好家)に関連するニッチな言葉を選ぶ。
・例:「女性筋トレ食事」「低糖質おやつレシピ」
2.SEOコンテンツの強化
質の高いブログ記事の作成
- 商品を軸に最適な情報をブログ形式で発信します。
・例:「ダイエット中でも満足できる食事法」「プロテインダイエットの効果的なやり方」
- 記事内に適切な内部リンクを設置して、ECサイトへの予防策を講じます。
SEO最適化の基本を徹底
- キーワードを自然にタイトル、見出し(H1、H2)組み込みます。
- AIテキストやメタディスクリプションにもキーワードを含める。
FAQページの活用
- 商品やダイエットに関するよくある質問をキーワードとして活用。
・例:「ダイエット食品どれくらい続ければいいですか?」
3.被リンクの獲得
メディアとインフルエンサーとの連携
- 健康・ダイエットに関連するブログやメディアで紹介してもらえます。
- インフルエンサーとのタイアップで商品レビューや体験談を掲載。
信頼性の高いサイトからリンクを獲得
- 公式健康サイト、レシピサイトなどに商品情報や記事を投稿し、リンクを獲得します。
4.ユーザーコンテンツ生成(UGC)の活用
- 実際のユーザーによるレビューや体験談をSEO対策に利用。
・商品ページにレビューセクションを設けておく。
・SNSでの投稿をサイト内に埋め込み、動的コンテンツとして検索エンジン評価を向上。
5.地域密着型のSEO
- 特定の地域をターゲットにキーワードを活用。
・例:「東京ダイエット食品通販」「大阪ダイエット食品」
6.Google広告とSNS広告の併用
広告活用のメリット
- SEO対策が現れるまでの間、検索結果の上位に表示できる。
- 特定のキーワードでランディングページを用意し、コンバージョンを高めます。
具体策
- リマーケティング広告でサイト訪問者を再ターゲット。
- 検索広告で「ダイエット食品比較」「プロテインダイエット効果」などの購入が興味深いキーワードを目指します。
実行例
- 3ヶ月目まで:ロングテールキーワードに特化した記事作成。
- 6ヶ月目まで:メディア・インフルエンサーとの連携を強化。
- 9ヶ月目まで:UGCをサイトに組み込み、被リンクを獲得。
- 12ヶ月目まで:トップ10入りを狙う中規模キーワードへシフト。
これら、競争の激しい市場でも目標を達成する具体的な道筋が描けるようになる。具体的なキーワードや交渉計画についてさらに掘り下げたい場合は、詳細をご相談ください。」
競争が激しい一般的なキーワードではなく、具体的なロングテールキーワードというのは、特定のユーザーに絞った形でのキーワードにするということですね。
具体的な実行の計画案まで出しています。 「具体的なキーワードや交渉計画についてさらに掘り下げたい場合は、詳細をご相談ください」とのことなので、具体的に相談をしてみましょう!
詳細を具体的に相談してChatGPTと議論
<ChatGPTとの応答>
上村「私の商品は「タンパク質が豊富で低カロリーなシュークリーム」です。味も一般的なシュークリームと比較して遜色ありません。この商品について詳しく教えてください。」
ChatGPT「**「タンパク質が豊富で低カロリーなシュークリーム」**は、以下のような特徴や魅力を持つ商品です:
特徴
1.栄養価
- タンパク質含有量が高く、筋トレや健康維持を重視する人に最適。
- 低カロリーで、ダイエット中のスイーツにも適しています。
2.味へのこだわり
- 一般的なシュークリームと比べても味に半分の色がなく、美味しさを実感しないレシピを採用。
- クリーム部分に濃厚で満足感のある味わいを実現。
3.健康志向
- 食べる楽しみを提供しながら、カロリー制限や高タンパク食を取り入れたい人のニーズに応えます。
4.多様な利用シーン
- 間食としてはもちろん、運動後の栄養補給やデザートとしても最適。
ターゲット顧客
1.筋トレ愛好者
- 運動後のプロテイン補給をスイーツで楽しみたい人。
- 高タンパクで満足感のある選択肢を求める層。
2.ダイエット中の人
- 甘いものを我慢せず、カロリーを気にせず楽しみたい人。
- 健康的な選択肢を求める女性や30〜50代の層。
3.健康志向の若年層
- 健康やフィットネスに興味が深く、ヘルシーなおやつを探している人。
4.忙しいビジネスパーソン
- 手軽に食べられる高タンパクで低カロリーな食品を味わえる層。
競合優位性
1.競合製品との差別化ポイント
- 一般的なハイタンパクスイーツは味が犠牲になりがちですが、本商品は味と栄養のバランスを実現しています。
- 甘さ控えめに満足ですが感の高い味わい。
2.トレンド対応
- 「高タンパク」「低カロリー」というキーワードは、昨今の健康志向の食文化に合致しています。
- プロテインスイーツ市場の成長を踏まえた商品展開が可能です。
販売・マーケティングの可能性
1.オンライン販売
- 健康食品ECサイトやアプリでの販売を展開。
- 筋トレ・フィットネスコミュニティへのアプローチ。
2.店舗展開
- ジムやフィットネススタジオ、健康食品専門店での販売。
- スーパーやコンビニの健康志向スイーツコーナーにございます。
3.プロモーション
- SNSでのビジュアル訴求:商品の見た目や食感を伝える。
- インフルエンサーとのアップタイ:健康系YouTuberやInstagramでレビューを依頼。
4.試食会・イベント
- フィットネスイベントや健康フェアで試食を提供。
- ダイエットやセミナー料理教室での取り扱いをご提案。
商品についてさらに深掘りしたい点や、具体的な販売戦略について考えたい場合は教えてください!」
個人的にこんなのがあればいいなと思う商品について、詳細を相談したつもりでした。
KPIについて深く議論をしようと思ったのですが、だんだんマーケティング寄りになってきてしまったので、一旦この話題はここまでで切ってみます。
もう一度KPIに戻るのですが、次のような設定で依頼をしてみます。
再度KPIについてChatGPTと議論
<ChatGPTとの応答>
上村「社内で検討した結果、平均顧客単価5,000円は難しく、3,500円が適正と結論付けました。一方で、当社のオウンドメディアで月間120万アクセスあり、ここからの流入が期待できます。これらを踏まえ、KPIを再設定してください。」
ChatGPT「新たな条件(平均顧客上限3,500円、オウンドメディアの月間120万アクセス)を踏まえ、売上目標10億円を達成するためのKPIを再設定しました。
最適なKPI
1.売上目標の分解
- 年間売上目標:1億円
- 平均顧客単価:3,500円
- 必要購入数:1億円 ÷ 3,500円 = 28,572枚/年
- 必要購入数(月間):28,572枚 ÷ 12 = 2,381枚/年
2.アクセス数とコンバージョン率の関係
- オウンドメディア月間アクセス数:1,200,000
- 必要コンバージョン率:2,381件 ÷ 1,200,000 ≒ 0.2%
KPIの詳細
トラフィック関連
- オウンドメディア流入
・月間訪問者数:1,200,000
・オウンドメディアの訪問者がコンバージョンに継続率:0.2%以上を目標
- 補完的チャネル
・SNS広告、リターゲティング、メールマーケティングでの追加流入:
・必要追加購入数:20%(476枚/月)
・必要広告CTR(クリック率):3%以上
・CPC(クリック上限):200円以下
トラフィック関連
・
・
・」
元々は100万アクセスが必要だったというところで、ここはオウンドメディアからアクセスを稼げるので、そちらからのコンバージョン率が、月間2,381件の目標を達成するためには0.2%あればいいということです。
実際なかなか難しいのですが、こんな強力なメディアを持っていれば心強いと言えるでしょう。なのでその他の、SNSやリターゲティング・メールマーケティングなどは、そちらからの追加流入というような位置付けに変わっているようです。
まとめ
今回はChatGPTを使ってKPIの設定、そしてそのKPIツリーを作成するということを試してみました。
その後KPIについて議論をするということも行ってみましたが、議論についてはもっと色々な観点から、いろんなことを回答をしてもらい、そして自社の商品やサービスに合ったKPIの設定値に近づけていくということが必要になってくるかと思います。
今回は新規事業でECサイトを開始するという前提でKPI設定を試しましたが、実際には皆様のシステム開発の目的に応じて設定内容も変わってくるので、「業務効率改善30%向上!」 のような話になった時に、一体どこにKPIを設定すればいいんだろう?なんてお悩みの場合、ぜひChatGPTに相談をしつつ、適切なKPI設定を試してみてください!