新規事業企画書に記載すべき5項目と良い企画書の作り方①
「成功する」「競合他社に勝てる」新規事業の作り方を知っていますか?
それは、やみくもに計画を立てるのではなく、きちんとフレームワークに当てはめて作っていく方法です。
ここでは、新規事業戦略が立てられない時の対処法、勝てる戦略を満たすためのビジネスフレームワーク5つを紹介します。また新規事業戦略を立てる時に注意しなければいけないことも、併せて解説しています。
今回ご紹介しているフレームワークを用いて、競合他社を出し抜くマーケティング施策を打ち出しましょう。
新規事業戦略が立てられない時
まずは新規事業戦略が立てられない時の対処法から見ていきましょう。
・戦略はやみくもに考えても思いつかない
・分析ができていないものを戦略とは呼ばない
・マクロとミクロの考え方
主に上記3つの視点から考えることで、スランプから脱することができます。
戦略はやみくもに考えても思いつかない
まず戦略をやみくもに考えようとしても、簡単に思いつくことはできません。
初めにも説明しましたが、強い戦略というのは「フレームワーク」に当てはめて考える必要があるのです。中には偶然思いつく人もいるかもしれませんが、改めてフレームワークに当てはめることで、本当に勝てる戦略なのかを見極めることができます。
大事なのは思いつかないからといって悲観するのではなく、有効的な手段を知らないだけだと理解することです。
分析ができていないものを戦略とは呼ばない
実際に戦略を立てたときに、「果たしてこれは戦略なのか?」と悩んだ場合、分析ができているかできていないかで見極める必要があります。
戦略というのは事業を進めていくロードマップではなく、どうすれば他社と差別化でき、市場で大きな利益を出せるかの作戦です。そして、戦略に必要なのは「市場の分析」「他社の分析」「自社の分析」です。
それぞれの強みや弱み、環境的な変化をつかむことで有用な戦略を立てることができます。
もし、分析まで手が回っていない場合は、改めて今回紹介するフレーム枠に当てはめ、1から作り直してみましょう。
マクロ環境とミクロ環境の考え方
聞いたことがある人もない人も、改めて見直してほしいのが「マクロ」と「ミクロ」の考え方です。
・マクロ環境=企業が自社でコントロールできないもの
・ミクロ環境=企業が働きかけることでコントロールできるもの
簡単に言うと上記の違いがあります。
これらをどう戦略に役立てていくかですが、勝てる戦略を立てる時はマクロとミクロ両方の視点から分析を行っていく必要があるのです。
つまり自社でコントロールできない外部要因と、自社でコントロールできる内部要因の双方をはっきりさせることが重要になります。勝てない戦略を立ててしまう人は、考えがどちらか一方に偏っており、事業戦略を俯瞰で捉えていない可能性があります。
②へ続く