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七五三 男の子の祝い着

住友律子

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テーマ:行事

11月15日の七五三に向けて、お子様やお母様のご準備・お仕度が整いつつある時期ではないでしょうか?
昔と比べて少なくなったとはいえ、お宮参りの時の祝い着を仕立て直して七五三に着せるご家庭もまだまだいらっしゃって、
「大きくなられて、、、」と、自分のことのようにしみじみと感じております。

何歳で七五三のお参りに行くのか、何を着せればいいのか、というお問い合わせは毎年あるのですが、
今年は、三歳の男の子の祝い着についてのお問い合わせがいくつかありました。
そのうちの一つは、
「お宮参りの時の祝い着を仕立て直すので着物は準備OK。袴は?羽織は?」という内容。

五歳の男の子は昔でいうところの≪袴着の祝≫(初めて袴を着る儀式)ですので、羽織袴を着用するのですが、
三歳は昔でいうところの≪髪置の祝≫で男女共に髪を伸ばし始めて成長を祝う儀式といわれています。
この流れを考えると、三歳の男の子は羽織も袴も着用せず着物に帯でいいのでは?と思うのです。
実際、とある老舗の子供の祝い着専門問屋さんは「三歳男児の袴と羽織は扱っていません」とおっしゃいます。
とはいえ、今の時代やはり羽織もしくは袴を着用しないで神社へお参りにいくのはちょっと・・・
と思われる方(おそらくほとんどの方がこちら)は、五歳児の小さめのサイズを購入もしくはレンタルし、肩上げ・腰上げをして着用なさるのではないでしょうか?
羽織を着用せずに着物に袴姿の方も比較的多く見られるようなのは、「せっかくの自前の着物だから羽織はなしで」というお考えなのでしょう(そのお気持ちよくわかりますし、地域性やご家族の考え方にもよります)。

何はともあれ、まだまだ体が小さい三歳児ですので、
あれこれ負担がかかることと思います。
機嫌よく気持ちよく、お祝いの一日が迎えられますよう、お祈りいたします!

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専門家

住友律子(販売職)

ちもと呉服店

「きものファン」かつ「専門家」の立場からの目線でセレクトしたこだわりの商品と、1回からでも気軽に受講できる着付け教室などにより、きものの魅力と楽しさを伝えています。

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