直近の嬉しい報告
皆さんこんにちは。
前回のコラムでは、ChatGPTのことについて触れましたが、
⇒ ChatGPT 喜んでばかりはいられない現実
今回は事業経営者としての目線、あるいは経営コンサルタント的目線から、今後の経営環境について考えてみますので、ご興味のある方は少しの間お付き合いください。
中小企業のこれからを考える為に、次のようなものを例にしてみました。
いいですか?ここはサーフィンのメッカです!
波乗りが得意か不得意かは皆さんにお任せします。(笑)
あなたはサーフボードを片手に、空や海を見ているイメージです。
そんなあなたの目前に、突如として今まで経験したことがない、物凄いビッグウェーブがやって来ました!
その大波はなんと、26.22 mのギネス記録更新級です!
※大波サーフィンのギネス世界記録
2020年10月:セバスチャン・スチュードナー選手が、26.21mの大波に乗ることに成功。
これは「壁か!?」というようなものです。
流石に一流のプロでも乗れるのは数人では?というような強烈なものを目の当たりにしている状況に、あなたならどうしますか?
- 大波が来ない方向に、ひたすら逃げる
- 大波に乗れるかも!?というチャンス到来に、命懸けで果敢に波に挑む!
- 大波に飲まれる前提で、溺れないような対策をする
さて、1の大波から逃げた人はどうなったのでしょうか?
無事に助かったとしても、もう心が折れてしまい、二度と大波は見たくないかも知れませんね。
2の果敢に攻めた人は、約1/1000人より以下の確率で波に乗れたかも知れません。
※2022年の日本国内のサーフィン人口は約40万人、うち2017年(直近データは不足)のJPSA公認プロサーファーが385人で約0.096%の確率。
そして3の溺れないように対策を行った人は、どうなったのでしょうか?
息を大きく吸い込み、ボードという命綱をしっかり両手で掴み、大波に飲まれても溺れないように対策を行うことで、生存確率を上げられるのではないでしょうか?
・ChatGPTは目前に現れた大波
つまりChatGPTというのは、目前に現れた大波だと捉える必要があると考えています。
仮に大波が来ない方向にひたすら逃げたとしても、直接的あるいは間接的に何らかの影響を受けることになります。
ではチャンス到来とばかりに果敢に挑戦した場合はといえば、世界の大資本を相手に生き馬の目を射抜く算段が必要です。
資本力をカバーするような必殺技があれば、善戦できるかも知れません。
ですがその確率は、先ほどの1/1000よりも更に低いものと考えるのが妥当と思われます。
例えば、ほとんどの業界で代表される企業というのは、3社に集約されます。
これには諸々の理屈もありますが、今回は割愛し、同分野でメジャーになれる国内企業が3社程度と考えれば、3/367万4000社で計算すると、0.00008%の確率(125万分の1)になり、民間事業所数を含めると、さらに確率は低下します。
2021年6月時点の全国の企業数は、総務省と経済産業省の発表では、367万4000社、民間事業所数は507万8000カ所。
ですが、国内の全企業がこの分野に参入するわけではないので、国内の確率はこれよりも高くなると考えられることから、宝くじ1等の確率0.00001%(1,000万分の1)よりも遥かに高くはなりますが、真のライバルは巨大資本の外資なのです。
今回、もっとも伝えたかったことは、溺れないように対策を行う必要があるということです。
長くなったので、具体的な対策については次の機会とさせて頂きます。
このようなコラムが、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。