Microsoft Teamsなどの障害確認方法
皆さんこんにちは。
今さらながらですが、これまでにメール1通あたりの最大容量って、気にしたことはありませんか?
数日前の出来事でしたが「メールが受信できない」「メールが届かない」とお問い合わせを頂き調べたところ、ありがちなことが原因でした。
この手のお問い合せが忘れた頃にあるので、少し調査を行うキッカケとなりました。
ということで、代表的なメールを調査した結果をシェアしますので、宜しければ少しの間お付き合いください。
はじめに、次の表は現時点の調査結果をまとめたもので、各社の仕様変更等で変わることがあります。
・メール1通あたりの最大容量
各種メール | 受信(POP) | 送信(SMTP) | Web Mail | 備考 |
---|---|---|---|---|
Pikara | 100MB | 100MB | 100MB | - |
eo光 | 100MB | 100MB | 100MB | - |
OCN | 100MB | 10MB | 100MB | - |
ぷらら | 制限なし | 20MB | 200MB | 最大100宛先/1通 |
BIGLOBE | 20MB | 20MB | 20MB | 最大100宛先/1通 |
・フリーメール1通あたりの最大容量
各種メール | 受信(Web Mail) | 送信(Web Mail) | 備考 |
---|---|---|---|
Gmail | 50MB | 25MB | 最大500宛先/1通、※1 |
Yahoo!メール | 25MB | 25MB | ※1 |
Outlook.com | 非公開 | 34MB | 最大500宛先/1通、※1 |
※1 制限値を超えたサイズの添付ファイルは、オンラインストレージを利用。
・その他注意点
・添付ファイルを送信される場合は、送信容量の約70%程度をファイル容量の目処にします。
(例)送信20MB仕様の場合は、添付ファイルの容量を14MBまでに収める。
・Microsoft Office Outlookをメールクライアントを使用する場合は、メール1通20MBに制限されます。
・組合せパターン例
1通のメールを送信 → 宛先が受信する場合。
メール1通の送信容量 | メール1通の受信容量 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|
100MB | 100MB | ○ | - |
20MB | 100MB | ○ | - |
100MB | 20MB | × | - |
100MB | 100MB | × | Office Outlookをどちらかが使用時 |
・メールが送れない、メールが届かない
以上の結果、こちらが送信100MBに対応している場合でも、先方の受信が20MBであれば、受信不可となってしまうため、この点を考慮する必要があります。
また、こちらが100MBで先方も100MBだとしても、どちらか一方でMicrosoft Office Outlookを使用している場合は、20MBの制限があるため、容量を考慮する必要があります。
以上の結果、プロバイダーメールの最小受信単位と、Office Outlookの使用を考慮し、1通のメール容量は20MB以内に収めるのが無難という結論に至りました。
これまで私も、25MBまでは大丈夫だと思っていましたが、今回調査した結果では、20MBまでに収める必要がありそうです。(笑)
もちろん、先方がどこのプロバイダーメールを使い、メールクライアントソフトが何かが判っていれば上限容量まで送信可能ではありますが、これらが不明な場合は、20MBまでに収める必要がありますね。
添付ファイルの容量が大きく、メールで送れないような場合は、無料 or 有料のクラウドサービスなどを利用されている方も多いと思われます。
私の場合は、自社製のツール(Filebox)や、オンライン・ストレージ・サービス(NetDrive)を使って、容量の大きなファイルの受け渡しを行っています。
特に『他者に見られてはいけない大事なファイル』は、ちまたの無料サービスは使わないようにしていますが、理由としては情報漏洩などの観点で『第三者的な関与を完全には否定できない』からです。
もしこれらにご興味のある方は、私にご相談ください。
このようなコラムが、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。