ATF圧送交換一式作業(アストンマーチン /V550)
部品が130万円? だったらオーバーホールという選択です。
今回はアルピナB5の異音修理と、日頃対応している輸入車メンテナンスについてのお話です。
ご相談内容は、エアコンを入れると異音がするというもの。
点検と診断を進めていくと、原因はスーパーチャージャーに行き着きました。
そこで部品を調べてみると、
このスーパーチャージャーのお値段が、なんと約130万円。
さすがアルピナ…と正直思ってしまう金額です(^^;)
年式や走行距離を考えると、
丸ごと交換という判断も間違いではありませんが、
現実的に考えるとオーバーホール修理の方が現実的。
そこで取引先に相談したところ、
輸入にはなりますが、
アルピナ用スーパーチャージャーのリビルトキットを見つけることができました。
内容は、
クラッチベアリング。
インペラーシャフトベアリング。
専用の取付工具。
これらがセットになったキットです。
オーバーホールとなると、
どうしても交換作業より工賃は増えますが、
それでもトータルでは半額以下で修理が可能。
さらに専用工具まで含まれているため、
作業の確実性や仕上がりの面でも安心感があります(^^)
さっそく取り寄せて、
待つこと約1か月。
輸入部品では、これくらいは想定内です。
そんなこんなで、
無事にオーバーホールは完了。
異音もしっかり解消されました(^o^)
そして作業が落ち着いた頃、
もういつ注文したか忘れていたアンダーカバーが入荷。
こちらは以前から欠品しており、
バックオーダー状態が続いていた部品です。
かなり前に発注していた分ですが、
ナイスタイミングで入荷したため、そのまま交換することに。
なぜ交換かというと、
これがもう千切れに千切れていたからです(汗)
補修に補修を重ねながら使用を続けてきたアンダーカバーです。
その場その場で割れや欠けを補修し、
何とか持たせながら入荷を待っていました。
ようやく本来の状態に戻せて一安心です。
無事に完成し、納車も完了しました。
保存しているフォルダで「アルピナ」と検索してみると、
まだご紹介できていない作業画像がわんさか出てきます。
実は結構前に、
ATF圧送交換一式作業も行っていました。
それはまた次回、
もしくは次の機会にご紹介しようと思います。
それにしても、
作業紹介が実作業にまったく追いついていないのが現状。
画像だけが溜まり、
その分、作業の記憶が薄れていくのは正直マズいところです。
来年は発信のやり方を変える予定なので、
このあたりも何か対策を考えないといけません。
そんなことを考えながら書いている年末ブログです(^^)
今日は12/25。
当社は12/27のお昼で2025年の業務を締めくくります。
ということで、
この「輸入車メンテブログ」2025年は、今回の投稿が最後となります。
輸入車の記事だけ、
スタッフブログだけを読んでいる、
そんな声をいただくことも実際にあります。
来年も毎日更新は変わりませんが、
発信の形は少しスッキリと変更予定です。
無理のないペースで、
気になるものだけ、
好きなタイミングで読んでいただければ幸いです(^^)
少し話が逸れましたが、
今回はアルピナの輸入車メンテナンスブログでした。
ご拝読、ありがとうございました。
代表:遠藤



