それは無いでしょう~?(アバルト595)

Ferrari 328 GTS 編。
お預かりしたフェラーリ328GTSは、どこで撮影しても存在感が際立つ1台で、整備中も思わず見惚れてしまう美しさでした (^_^)
クラシックフェラーリは“ひとつの整備が未来を守る”と言っても過言ではなく、今回も車検整備と一般整備を丁寧に組み合わせながら進めていきました。
タイヤは経年劣化もありましたが、フェラーリらしからぬ銘柄を履いていたため、適正なブリヂストンへ4本交換しました。
剛性がステアフィールに直結する車種だけに、適正銘柄の選定はとても重要です (^_^)v
ホイールはBBS。状態良好でしたので清掃とトルク管理を行い、そのままセットアップ。
オイル交換ではロイヤルパープルを使用。
高温でも油膜がしっかり保持され、328のV8エンジンとの相性も抜群です (^o^)
ドレンボルトとワッシャーも新調し、漏れ予防を徹底しました。
電装系ではヘッドライトの光量不足のご相談があり、IPFのH4マルチリフレクターへ交換。
夜間走行の安心感が大きく向上しました (^_^)
リトラクタブルヘッドライトは左右とも動作チェックを行い、ムラがあったためリンク調整とグリスアップを施工。
328の象徴ともいえる部分だけに、動きが整うと印象もガラッと変わります。
発電不良についてはオルタネーターを脱着点検し、内部ブラシ摩耗とレギュレーター不良を確認。
リビルト対応で正常復帰しました。
バッテリーはBOSCHへ交換。
電圧変動に敏感な車種なので、信頼性重視の選択です (^_^;)
エンジンルームではブラケット類の熱害による疲労が見られたため、清掃・点検・補修を実施。“当たり前のメンテナンス”を積み重ねることこそ、クラシック車のコンディション維持には欠かせません。
今回の整備はまさに“本来の性能を取り戻すためのメニュー”。
手を入れた分だけ走りの質が蘇るのがフェラーリ328の魅力です。
輸入車・クラシックの整備もお気軽にご相談ください。
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代表:遠藤



