フェラーリ328GTS
【レンジローバー L405、高速道路でまさかの緊急停車…!その裏で起きていたこと】
以前、外装修理&コーティングでボディーメンテブログに登場したレンジローバーL405。
事の発端はオーナー様から突然のご連絡でした。
「車が動かなくなったので、お願いできますか?」
現場は、徳島自動車道・下りの出口付近。
一度通り過ぎて、再度乗り直し現地へ向かいました。
到着してみると、車体は確かにあるものの… タイヤは大きく裂け、そのまま走行されたようで、エアサスやサスペンション、ボディーにも深刻なダメージが。。。(-_-;)
その残骸は道路に落ちていたりもしたので、慌てて回収。。。
そして現場で、ちょっとした珍事が!
現地に着いたとき、車だけがぽつんと置かれていて
オーナー様はすでにお仕事へ。
「キーはここに置いてます」との指示通りに積載準備をしていると、 タイミングよく(?)警察の方が登場。
「これ、どなたの車ですか?」
状況を説明するも、なかなかすぐには納得されず、 オーナー様とも連絡が取れず、 結局、警察とのやり取りで小一時間現場に滞在することに。。。(~_~;)
内心、「これ、車泥棒に見えたんかな…?」なんて思いつつ、
最終的には無事に連絡も取れ、引き取り完了。
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【豆知識!】
ちなみにこのとき、タイヤが動かせない状態だったため、画像のように「タイヤドーリー(ホイールドーリー)」を使いました。
■タイヤドーリーとは?
車両のタイヤがバーストして自走不能になった場合でも、移動や整備作業を可能にする便利な工具です。
【主な用途】
・タイヤバースト時の移動
・足回り破損時の保管や牽引前の整理
・工場内や屋外での車両位置調整
・不動車の仮移動
今回使用したのはペダル式のローラー付きタイヤドーリーで、簡単に片足操作で車輪を浮かせて移動できるのが特徴です。
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工場に戻ってからは、徹底的に点検・整備を実施。
・バーストしたタイヤ周辺の被害は、エアサス・パイプ・ホイールにまで影響。
・エアサス部品は国内在庫なしで、入荷まで約1か月待ち。
・ホイールは歪みが大きく、1本あたりなんと17万円。
この辺はひたすら入荷して来る部品を交換し続けるだけ。
その間に車検も到来。
点検の結果、以下の整備を実施しました
・フロントブレーキパッド → ブレンボ製低ダストタイプへ交換
・エンジンフィルター、エアコンフィルター交換
・エンジンオイル交換(MOTUL 8100 Eco-clean 0W-20 メーカー認証品)
前回のボディーメンテナンスも含め、かなり大掛かりな整備となりましたが、 おかげさまで、オーナー様には再び安心してお乗りいただける状態へ復帰しました('◇')ゞ
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【ここでお知らせです!】
私たちのように、現場での判断力や緊急対応力が求められる仕事に興味がある方( `ー´)ノ
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(代表:遠藤)



