TEXA NAVIGATOR NANOs (診断機/スキャンツール)
どこの自動車整備工場でも同じだと思いますが、当社でも作業の際のトルク管理はかなり気を使っています('◇')ゞ
経験による勘による作業は、どれだけ慣れた作業でも決して行いません!!!
ちょっと前の話ですが常連さんからお電話があり、他社さんでヘッドライトレンズを磨いていたら割れてしまったので交換してもらうとの事。
保証で交換してもらえるようなのですが、その他社さんは『交換マニュアルが手に入らないので他で交換してもらう』と言ったそう~
その言葉に対して、常連さんは私に『プロなのに。。。そんなのが無いと出来ないの?』とお電話で質問されました。
そこで私は、『やった事ない作業かやった事ない車種だったとして、クルマ屋さんだからって逆にマニュアルを見ずに作業してもらってもいいんですかぁ?』と逆に質問。
直ぐにマニュアルが手に入らない環境のクルマ屋さんもどうかと思いますが。。。仰りたいことは重々~分かります!
『そのクルマ屋さんの方が正解なので、保証でやってくれるならやってもらってください』とお答えしました。
もう長い事この仕事をしていますがプロ意識がないメカニック程、経験から自意識過剰になり『勘』とやらで作業します(-_-;)
何も起こらないから良いじゃない?
プロとしてお金を頂いていますが、果たしてそれでイイんでしょうか???
整備マニュアルを見るとどんな作業でも、このネジあのボルトに締め付けトルクとやらが記載されています。
画像はVWパサートHVの補機バッテリー交換マニュアルなんですが、
たかがと言ってはダメですが、たかがバッテリー交換マニュアルだけでも規定トルクが記載されています。
慣れてるから勘でこれぐらいかぁ~で作業されるのと、作業のたびにそのクルマのマニュアルを確認しながら作業するのではどちらがプロなんでしょう???
慣れているからトルクぐらい覚えてるよ~
当社でもそんな事を言うスタッフがいたら逆に、思い違いしてない?勘違いしてない?間違って記憶してない?と問いただします。
決してマニュアルを見ないと作業が出来ないって訳ではありません!!!
当社ではプロとしてお金を頂いている以上は、言い方を変えれば『勘』イコール『適当』な作業はプロ失格と考えています( `ー´)ノ
前置きが長くなりましたが、新たに仲間に加わったのがスナップオンの角度計測機能付きコンパクトデジタルトルクレンチ。
マニュアルでたまにあるのが、〇ニュートンで絞めて〇度の角度締めをするってのがあります。
あんまりないのでこの作業時は事前にレンタルしたりしてましたが、ちょっと頻度も増えてきたので購入!
見た目でどうでしょう~?お高い感じがするでしょう???
税込で10万円以上します。。。(;^_^A
でもそんな締め付け角度まで指定の有る場合は、重要な箇所が多め。
その他のKTCデジラチェシリーズは、常日頃から活躍中~
ちょっと前に2~30Nの一番小さい分が壊れてしまって、修理が効かないと言われて買いなおしました。。。
これでも税込3万円以上します(・・;)
画像の一番手前にあるシルバーの大きいのは、その見た目通りで大きなトルクの時に使用します。
ホイールナット(タイヤ脱着)のトルク管理はこれでやります!
最後になぜトルク管理は必要なのか?
トルク値をきちんと管理せず、強すぎる力で締め付けを行うと、ボルトやナットに亀裂や破損が生じる恐れがあります。
反対に弱すぎるとしっかり締め付けできず緩みの原因となり危険です。
さらに、締め付ける力は材質の堅さによって最適なトルク値が違うため、扱う素材に合わせて調節する必要があります。
要するに強すぎても弱すぎてもダメって事です!
トルク確認動画
今回は新たに購入した事もあってトルクレンチのご紹介でした。
皆さんも是非とも愛車の為にトルク管理の事~覚えておいてくださいね~(^_-)-☆
(代表:遠藤)
※注意※
もうすぐ画像の保存が100%満タンとなり、新たに保存が出来なくなります。。。
これからも更新していくため、古い画像から消去していきます。
古いコラムは画像が見れないのが出てきますので、ご了承くださいますようお願い致します('◇')ゞ
なおホームページでは全てのブログ/コラムをご覧いただく事が出来ますので、
気になる方は是非ど~ぞ!
ホームページ