プジョー407SWの電装系修理
今年初めての輸入車メンテブログ更新は、もちろん昨年のお話。
2年ほど前からご利用のあるお客様からの突然のお電話があったのは、6月ぐらい。
でエンジンがかからない・・・との事。
『たぶんネズミに配線を齧られて、、、』と仰るオーナー様。
休日でしたが、たまたま会社に居たのでレッカー搬送されご入庫となりました。
大量に写真を撮って、分かりやすいのだけをピックアップしたのですが画像で分かるでしょうか???
エンジンルーム内に巣を作り、生活していた様子のネズミたち(-_-;)
それらしきものが確かにあります!
そしてその周辺のワイヤーハーネスを齧っています!
これは見えない箇所をやられていたら、全バラ???
となりましたが、カバーやその他部品を取り外して確認できる損傷個所の修理で何とかエンジン始動が出来ました!!!
当然のようにエンジンがかかっても、エンジンチェックランプは点灯。
ここでフォルトコード(故障コード)を全て消すことが出来れば、今回の修理箇所で全てOK!ってことになります。
なにせこの修理をする前に考えた、ワイヤーハーネスを交換となると部品代だけで50万円オーバー(・_・;)
総額では~さて幾らになる事やら???
ちょっと緊張の診断ですが、停止状態では全てのコードは消去できました。
あとは走行してみても何事も無かったので、オーナー様と相談し、とりあえずは繰り返しテストをして正常だった場合はここで完了~という事になりました('◇')ゞ
あれから半年ほど経過し、昨年の年末は車検でのご入庫。
あの事件から五千㌔程走行していましたが、何も起きていないようで良かったです!!!
車検整備の内容は、至ってシンプル。
ブレーキフルード交換に、汚れの目立つエアーエレメント、摩耗している補機ベルトと消耗品の交換です。
エンジンオイルは定期的に当社で交換していますので、そのまま。
最終はエアコンフィルターを交換して、難なく車検は完了となりました。
前にスタッフブログで、猫バンバンプロジェクトなるものをご紹介しましたが、今回のネズミ事件はまた別物ですね。。。
猫ちゃん保護! ~猫バンバンプロジェクト~https://car-endo.jp/pages/58/detail=1/b_id=234/r_id=1814/#block234-1814
土地柄から農業をしている方も多いので、農業で使用する倉庫と車庫が一体になっている場合は要注意です。
寒さに弱いネズミにとって、暖かいエンジンルームはとっても居心地が良いのです!
エンジンルームには、何かしらを齧る習性をもつネズミの大好物、配線やプラスチック部品がたっぷりあります。
今回はちょっと部品を外すだけで確認できる箇所だったので良かったですが、それが全く見えない所だったとしたら~ゾっとしますね。。。
ここでは書きませんが、被害について、予防策については、ネットにたくさん出てきますので、お困りの方は参考にしてみてください。
(代表:遠藤)