ベントレー・アルナージの走行時の尻跳ね修理
前々からオイル減りの症状で、継ぎ足しを繰り返していたE90。
ここで費用はかかりますが、思い切って改善してほしいとのご要望があり作業となりました。
本来ならシリンダーヘッドを降ろしてバルブステムシール交換を交換する作業となりますが、バルブスプリングコンプレッサを使用すればシリンダーヘッドを取り外さなくても交換可能です。
エアー圧でバルブを保持して落ちないようにして作業するわけですが、リスクを伴う作業となりますのでここは緊張感をもって作業。
この作業が本命ですが、ここまで来るにもかなりの量の部品を取り外す必要があり大変です。。。
同時に作業できる事は全て作業させていただきました。
最終はスキャンツールでバルブマチック位置調整等のアダプテーション作業で完了です。
ご要望につき、今回もエンジンオイルは『ロイヤルパープル&SOD-1プラス』で交換となっています。
バラバラ状態になったついでに、見つけた不良個所(ウォーターホース、ガスケット、Oリングなど)の改善に追加が発生し当初のお見積りよりは高くなってしました(-_-;)
でも、2度手間になるよりはマシっ!!!と割り切っていただきありがとうございます('◇')ゞ
この車両に使用したSST(特殊工具)は、上記のバルブスプリングコンプレッサ、エンジンタイミングロックツールセット、クランクシール脱着ツールキットの3点。
この3点の合計額は、約10万円以上はします。。。
もちろん工具代をお客様に請求するわけではないので、今後ご要望のお客様のお役に立てればと思っています!!
このSST(特殊工具)達は、BMWのエンジンに汎用性があるので白煙を吐いてオイル消費が多い症状でお悩みの方は是非ご相談ください。
症状がバルブステムシールだけのものとは限らないので、その都度診断させていただきます。
お気軽にお問い合わせくださいませ~(^_-)-☆
(代表:遠藤)