徳島県の人口減少と採用難

福山研一

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今回は、昨今の採用難を考える上で把握しておきたい人口減少や少子高齢化について、
あらためて徳島県の実情をご紹介したいと思います。

徳島県のホームページで公開されていますが、
ちょうどキリのいいところで、直近2023年の10月1日時点、それから10年前、20年前の数字を拾ってみました。

【徳島県年齢別推計人口】

■総数
817,937人(2003年10月1日)
769,844人(2013年10月1日)
694,841人(2023年10月1日)

長らく徳島県の人口というと80万人という時代がありましたが、この20年で15%ほど減少して、昨年の10月1日時点では、60万人台になっています。


■20~24歳
43,878人(2003年10月1日)
30,659人(2013年10月1日)
26,005人(2023年10月1日)

新卒採用等でターゲットとなる20代前半世代では、この20年で約40%の減少です。
ちょうど、この20年程前に入社した世代が、現在の採用責任者になっているケースが多いかと思いますが、自分の入社時のイメージで捉えないように気をつけないといけませんね。


景気動向により雇用情勢も変化しますが、採用を考える際には、母数となる人口がここまで減少している実態は認識しておく必要があると思います。
また、中途採用が難しいから新卒採用をと考えても、より難しくなるわけです。大卒が難しいから高卒をというのもしかりで、少子化と大学進学率の上昇で高卒採用も難易度が上がっています。


こうした背景も踏まえたうえで、減少する若手求職者により魅力を感じてもらえる企業づくりをしていくのか、違った年代層の採用を考えるのか、それとも既存社員の定着促進に注力していくのか、検討が求められます。


また何かお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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