【日本理化学工業(株)大山社長】講演会
久しぶりのコラム更新となりましたが、新年度に入りましたので、平成31年度(令和元年度)の企業領域のキャリアコンサルティングに関する施策や見通しについてお伝えしたいと思います。
セルフ・キャリアドック普及拡大加速化事業
企業領域(従業員向け)のキャリアコンサルティングは、平成27年度から平成29年度まで、名称を変えながら3年間続いた助成金が廃止され、平成30年度は、セルフ・キャリアドック普及拡大加速化事業として、企業への導入が推進されてきました。
新年度も、事務局(事業受託先)は変わったようですが、平成31年度セルフ・キャリアドック普及拡大加速化事業として、継続されています。
助成金の後押しはなくなっていますが、逆に助成金支給申請の形式にこだわらず、各企業の実態に即したセルフ・キャリアドックの導入が可能になったともいえます。
2016年のキャリアコンサルタントの国家資格化、キャリアコンサルタント10万人計画は、主に企業領域での活躍を視野に入れたものとされていますが、セルフ・キャリアドックの普及拡大を通じて、企業領域のキャリアコンサルティングには今後も注力される見通しです。
セルフ・キャリアドックとは
少子高齢化、労働人口減少時代に向け、企業としては、人材確保が難しくなるなか、従業員の定着促進、モチベーションアップ、そして生産性向上が求められますが、セルフ・キャリアドックはその解決策の1つとして注目されているものです。
[概要]
定期的なキャリアコンサルティングとキャリア研修などを組み合わせて行う、従業員のキャリア形成を促進・支援することを目的とした総合的な仕組みのことです。
[具体的な内容]
専門的な知識をもったキャリアコンサルタントが従業員の方と1対1で個別面談を行います。
社内では話しづらい悩みなども守秘義務のもと打ち明けてもらい、課題解決の支援をしたり、キャリアプランを考える支援を行い、主体性やモチベーションアップを図ります。
詳しくは、厚生労働省のセルフ・キャリアドック導入支援サイトも参照ください。
私もキャリア支援のプロとしてセルフ・キャリアドックの導入をお手伝いしています。
お気軽にお問い合わせください。(⇒サービス内容)