【日本理化学工業(株)大山社長】講演会
平成30年度に入り、
厚生労働省の企業に対するキャリア形成支援の施策も変化が見られます。
人材開発支援助成金の改正で、
セルフ・キャリアドック制度の導入助成は廃止されましたが、
かたちを変えて、企業で働く人のキャリア形成支援、セルフ・キャリアドックの推進は図られる見通しです。
助成金による導入支援の見直し
平成27年度の企業内人材育成推進助成金、
平成28年度のキャリア形成促進助成金、
平成29年度の人材開発支援助成金、
と3年にわたり、企業内の従業員向けキャリアコンサルティングに関する助成が行われてきましたが、平成30年度の人材開発支援助成金の改正により、廃止されています。
※厚生労働省HP(人材開発支援助成金)
また、キャリア支援企業創出促進事業の終了に伴って、各都道府県に設置されていた職業能力開発サービスセンターも廃止されています。
セルフ・キャリアドックで会社を元気に
厚生労働省において、セルフ・キャリアドックの普及に向けて「セルフ・キャリアドックで会社を元気にしましょう!」といったパンフレットやリーフレットが作成されています。
また、職業能力開発促進法においても、企業は従業員のキャリア形成支援のためにキャリアコンサルティングの機会の確保やその他の支援を提供することとされています。
セルフ・キャリアドック導入支援
セルフ・キャリアドック導入支援サイトで、導入に向けた各種情報提供が行われています。
平成30年2月に、「セルフ・キャリアドック」導入の方針と展開という冊子がまとめられ、3月にはセルフ・キャリアドック導入支援事業 最終報告書も公表されています。
平成30年度は、セルフ・キャリアドック普及拡大加速化事業も予定されていて、グッドキャリア企業アワードなども通じて、従業員のキャリア形成を支援する企業を広めていくものと思われます。