【日本理化学工業(株)大山社長】講演会
労働政策研究・研修機構のHPで、労働政策研究報告No.200として、
キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査
が3/16にアップされていました。
キャリアコンサルタントが活動する4つの領域
キャリアコンサルタントという名称も最近は少しは知られるようになったかもしれませんが、その実際の活動内容など、認知度はまだまだ低いかと思います。
詳しくはリンク先の調査結果を参照頂ければと思いますが、
キャリアコンサルタントの活動している領域は主に以下の4つが挙げられます。
1.企業
2.学校
3.需給調整機関
4.地域
需給調整機関というのは、ハローワークや民間の人材派遣会社などで、まさに求職者支援をしているところで、もっともイメージしやすいかと思います。
それから、学校も、大学のキャリアセンターなどでの就活支援が思い浮かぶかと思います。
そして、今回の調査結果でも特徴的だったのが、企業領域です。
4年前の調査から大きく伸びて全体の34.2%を占め、需給調整機関の20.2%、学校の17.2%を押さえて、最大の活動領域となっています。
企業領域のキャリアコンサルティングとは
企業領域というのは、
企業内で、在職者向けにキャリアコンサルティングを実施するもので、キャリアコンサルタント資格を持つその会社の人事部門等の社員が実施する場合と、外部のキャリアコンサルタントが訪問して実施する場合があります。
相談内容としては、
入社後の職場適応、能力開発、異動・昇進、各キャリアステージでの発達課題、ワークライフバランス、キャリアの転機・ライフキャリアの節目、中年期のキャリアの再構築、メンタルヘルス、復職、役職定年、セカンドキャリア、定年退職など多岐に渡るキャリア相談が考えられます。
それから、相談のみならず、研修の企画運営や、職場の環境改善の働きかけなども、期待されるかと思います。
こうした企業領域におけるキャリアコンサルタントの活躍は都市部の大企業で伸びており、徳島では企業規模的にもまだまだかと思いますが、
私はむしろ、徳島のような地方の中小企業こそ求められることではないかと考えています。
このコラムでも継続して紹介・提案していきたいと思いますが、企業の活性化の方策の一つとして、キャリアコンサルティングの活用をご検討頂ければと思います。