【日本理化学工業(株)大山社長】講演会
平成29年度もあとわずかになり、平成30年度からの諸制度の動向が気になる頃ですが、このコラムでもご紹介した「人材開発支援助成金」に大きな見直しがあるようです。
人材開発支援助成金には、以下の4類型のメニューがありますが、
1.特定訓練コース
2.一般訓練コース
3.キャリア形成支援制度導入コース
4.職業能力検定制度導入コース
このうち、「3.キャリア形成支援制度導入コース」「4.職業能力検定制度導入コース」が廃止され、教育訓練休暇付与コースが新設される見通しです。
昨年末に、平成30年度歳出概算要求が出されてから、チラホラ噂されていたようですが、厚生労働省HPの人材開発支援助成金ページに「重要なお知らせ」として掲載されています。
実は、この「キャリア形成支援制度導入コース」には、
セルフ・キャリアドック制度導入に伴うキャリアコンサルティング実施の助成も含まれており、個人的には残念に思っています。
セルフ・キャリアドック制度自体の普及推進方針は変わらないように思いますので、厚生労働省の今後の対応等にも注目していきたいところですが、
助成金があろうがなかろうが、従業員の定着率UpやモチベーションUp、企業の活性化に有効な制度であることに変わりはないので、平成30年度も提案・実施は進めていきたいですね。
ちなみに、厚生労働省HPにも記載がありましたが、今回の改正は平成30年度予算の成立等が前提となっており、詳細についても平成30年4月2日以降にHP上で掲載予定となっていますので、ご留意ください。
また随時、このコラムでもご紹介させて頂きます。