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【契約不履行・履行着手】
土地・建物工事に関しましては、大きなお金が動く大きな契約ごとです。
小さな買い物で無いので、注意が必要です。
私も、まだ若い30代の年の頃、昭和の時代に、煮え湯を飲まされる
つらい事件がありました。大きな代償を支払った経験をしています。
建物・土地契約には、売り主様。買い主様。色々な状況下で、契約書が
取りかわされ、受け渡しが、行われます。
何も問題なく、受け渡しが行われ、支払も完全に行なわれれば、無事契約成立
お互いに円満にすべてが終了しますが。・・・・・
問題は、途中で、契約の解消になった場合には、ややこしい問題が生じます。
契約不履行。特に厄介なのは、履行着手している場合は、その精算をしなくてはならぬこと。
この点が、不動産トラブルの厄介なところです。
土地を探す。家の計画を依頼する。信頼関係が築かれている状況下においては
何の問題もありませんが、いったん信頼関係が崩れてしまうと、大変な事に
なっていきます。
かつて、土地の契約に、介入して、銀行融資の窓口として、お客様代行を
行い、決済日が、その年の3月31日。融資実行の前日、簡単な理由で
融資実行できない事が判明。決済出来ませんでした。
金融機関の問題ではあったのですが、仲介業者、土地の売り主さんからは、
真摯な対応は、されませんでした。
今回のお客様は、外国籍の方。状況が解らず、すべての責任を私に振られてきました。
まだ若かった頃です。仲介業者の言われるまま。ひどい仕打ちを受けました。
『窓口は、おまえだろ。この落とし前をどうする気か。』 脅されました。苦々しい思い出。
『手形を切っていたら、3月31日。決算の日に、お金が降りなかったら、おまえ。
どうする気だ。会社は、倒産するぞ。』 詰められてしまいました。
悪徳、不動産業者に、介入されてしまった様です。すがる者もおらず
髙い授業料を払う羽目になってしまいました。
大きな金額の動く取引です。当事者としては、軽率な対応は、許されません。
お客様にとっても、無料で動ける時間帯と、費用の掛かってくる一線を越えた
場面がある事を十二分にご理解いただければ幸いです。
『履行着手』大変に重い言葉です。くれぐれも、ご注意ください。