EXP・Jの雨漏りケース(4)
『気象庁は10日午前、静岡県内を含む東海地方や中国(山口県を除く)、近畿地方が梅雨入りしたとみられると発表した。』
※引用:https://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/774599.html(静岡新聞)
こんにちは!
雨漏り110番静岡店、株式会社建装の府川です♪
今日もお客様の困りごとに全力対応!
いよいよ静岡も梅雨入りしましたね!昨晩は強めの雨が降りました。
梅雨の時期になると雨漏りのお問合せがとても多くなります。
普通の雨で雨漏りする場合もあれば、雨の強さや降る時間、風向きなどによって雨漏りするなど
雨漏りというものはとても難しいものです。
普段は物置として使用していて滅多に入らないお部屋で実は雨漏りしていた!!というケースも多々あります。
ので、一度おうちの中をチェックしてみるのも良いかもしれません^^
それでは今日の雨漏りケースです↓
F市にある某高等学校の図書室天井に雨漏りするとの事で調査に伺いました。場所が最上階のEXP・J部分という事で早速屋上を拝見しました。
矢印箇所がEXP・J(エキスパンション・ジョイント)です。
大きな建物の場合(特にRC構造の場合)、膨張収縮を繰り返し発生させ、ひび割れ等が生じ易く耐久性に影響を及ぼします。それを防ぐための意図的な隙間がEXP・Jですが、通常、金属製のカバーで覆われているため、外観上は隙間が見えません。
笠木とEXP・Jカバーとの取合い部分を拡大した写真ですが、既に肌別れしており5mm以上の隙間が生じていました。この隙間はEXP・Jの機能的隙間とは関係がなく、通常この箇所に隙間は生じません。
防水層の立上り部分も浮きが生じており、EXP・Jカバーから雨水が差し込めば雨漏りしてしまうような状態でした。
以上のような写真による報告をさせて頂き、修繕方法をご提案したところ採用となりましたので、次回は散水試験及び修繕工事の様子を見て頂こうと思います。(続く)