EXP・Jの雨漏りケース(4)
本日もS市にある某高等学校の屋根から雨漏りするとの事で調査に伺いました。瓦棒葺で前回と同等の構造です。上がってみると錆が点在していましたが、腐食はなさそうに見受けられました。
後日、お見積書と所見報告書をお持ちしたところ実施のご希望を頂きましたので、早速、散水試験に参りました。
この屋根は基本的には切妻形状ですが、妻側の形状が寄棟です。雨漏り部分もこの辺りだという事で、強風の雨天を想定し、散水したところ・・・
5分と経過しないうちに漏水して来ました。
それではと、直線的な強い雨を想定して真上から掛けてもやはり漏水して来ます。
この屋根形状はホントに良く雨漏りするなあという印象が強いです。
次回はなぜ、瓦棒葺き屋根が雨漏りし易いのかを考察してみたいと思います。(続く)