EXP・Jの雨漏りケース(4)
これ、なんだかお分かりになるでしょうか?
実はこれ、天井裏の天井と梁の箇所に水滴がびっしり付着した様子を撮影したものです。
前回、再び雨漏りしたとの連絡があった事をお話ししましたが、どうにも原因が分からず、天井仕上げ材を一部剥がさせて頂いたのがこの写真です。
通常、比較的新しいマンション等のRC造の場合、結露防止の意味もあり、外部に面した内壁側に断熱材を吹付してありますが、この建物は雨漏りしているサッシ上部の梁に断熱材が施工されていませんでした。
つまり、今回の雨漏りの原因は、外部からの雨漏りと結露が複合していたという事だったのです。
RC造の場合、雨漏りと思い込みをしてしまい何度も雨漏り補修工事を実施しても止まらないケースという事が往々にしてあるのですが、結露を疑うという視点も大切な事だと改めて感じた現場でした。