EXP・Jの雨漏りケース(4)
赤丸内の天井P.Bに雨漏り箇所がありました。
(拡大写真)
部室は4階にあり、上は屋上になっています。雨漏り箇所の真上の屋上部分を確認したところ
下記写真の赤丸部分が雨漏り位置となります。ドレン部から約150㎜程度離れた箇所です!
目視上は雨漏りを特定出来る箇所は見受けられませんが、ドレン周りに滞留水跡がある為、ドレン周りがプール状態になるような強雨時に何らかの防水層の不具合で雨水が防水層裏に廻り、躯体面の亀裂等に浸透し、雨漏りしている事が推測できます。
上記写真の赤丸部分はドレン周り滞留水跡です。
既存防水層面は防水改修工事が施工された事が推測出来ますが、通常は改修時に改修ドレンが設置されます。
しかしながらドレンは既設の鋳鉄製品が設置されていました。
このような場合、新築当時から30年程度経過していると鋳鉄と塩ビ管の接続部分が経年劣化で割れたり、隙間が生じたりします。このような状態になると雨漏りする事が考えられます。