EXP・Jの雨漏りケース(4)
先ずは天井亀裂に滴が垂れていた箇所の直上階にいくと、非常に狭い庭園になっていました。当然、この下には防水層があり保護層の上に砂利などを敷設してあります。アルミサッシとの取合いは立ち上がりがほぼなく、ここから雨水が回っていると厄介だなあと感じつつ、その周囲を見渡すと、
アルミ笠木と柱型石貼り部との取合いシーリングに剥離が生じ、しかも穴が開いていました。穴の様子から見ると鳥が突いたと思われる取れ方をしていました。鳥が農作物や糞で生活環境に影響を与える事を鳥害と言いますが、正にこれも鳥害の一種ですね。
庭園散水用の水道をお借りして散水試験を実施してみたところ、
約30分後に天井の亀裂からポタポタと水が漏って来ました。
結構な量の水が床面に垂れて来ました。
但し、この散水方法では防水層面に常に水が掛かっている状態ですので、防水層面からの雨漏り原因が無くなったことにはなりません。その点を踏まえつつ判断しなければいけない事ですが、この箇所からの水漏れは確実となりましたので、ひとまずここは放置して、次回は2箇所目の散水の様子を見て頂きます。(続く)