1級建築塗装技能士について
外壁塗装は10の工程に分けられ、工事日数は10日〜14日間です。
降雨の場合、作業が中断となり期間が長引くこともありますので、塗装工事は2週間前後かかるとみておきましょう。
1近隣へのごあいさつと塗装準備(1日間)
外壁塗装工事の実施にあたって、近隣住民の方々に、挨拶まわりをします。
塗装工事をする際には、騒音や車の出入りなど多くなります。ご迷惑をかけてしまうので、事前に説明と挨拶を済ませておくのです。基本的には、塗装業者が挨拶まわりをしてくれます。万が一、業者がしてくれない場合は、1週間ほど前に近隣の方々に下記のことを伝えておきましょう。工事の開始日と終了予定日、工事を行う時間帯、休日の有無など、ご近所トラブルの防止策として、最初のあいさつまわりは大変重要です。
2足場の設置(1日間)
足場は、安心で確実な塗装をするために設置します。足場の設置具合で出来栄えが左右すると言っても過言ではありません。
3塗装前の高圧洗浄(1日間)
次に高圧洗浄をしていきます。外壁表面の汚れを落とし、塗料の密着性をよくするために行います。
汚れがひどい場合、洗浄に2日間費やす可能性も。その後外壁を乾燥させるために、長くて2日かかることもある点を、頭にいれておきましょう。
4養生(1日間)
足場の設置後は「養生」をします。養生の目的は下記の2つです。
塗料が飛び散って、近くの車や近隣の住宅を汚すことがないようにするため
窓枠などサッシの窓枠など、塗装が不要な部分には塗料が付着しないようにするため。養生をせず作業すると、塗装部分と不要な部分との境目が曲がったり、誤って塗装してしまったりする可能性も。しっかり養生することで、塗装の仕上がりが大きく変わります。
5下地処理(1~2日間)
高圧洗浄が終われば、次に下地処理をしていきます。主な下地処理は下記になります。
金属部のサビ落とし(ケレン)、コンクリートやモルタル部分の補修、外壁のひび割れ(クラック)の補修、塗膜(塗料の膜)の浮きやはがれの補修下地処理は、塗装の出来栄えを左右する大事な工程です。 下地処理が甘いと、2年や3年のうちにせっかくの塗装がひび割れやはがれを起こす恐れがあるので、細心の注意が必要になります。
6塗装作業(3日間~)
次に塗装工事に入ります。
塗装は3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が基本です。3日程度の期間をみておきましょう。 ただし、建物の劣化が激しい場合や塗装する範囲が広い場合、1~2日間工程が増えることもある点を頭に入れておきましょう。
工程①:下塗り(期間:1日間〜)
塗装の工程は下塗りからはじまります。期間としては1日をみておきましょう。
下塗りで用いる塗料には、外壁表面の凹凸をならしたり、この後の中塗り・上塗りで使う塗料の定着を助けたりする役割があります。
工程②:中塗り(期間:1日間〜)
下塗りが乾いたら、中塗りをしていきます。使用する塗料は、下塗りとは別の仕上げ塗料です。 期間は1日をみておきましょう。
工程③:上塗り(期間:1日間〜)
中塗りと同じ塗料を重ねて塗るかたちになります。期間は1日をみておきましょう。
同じ塗料を重ね塗りするのは、外壁を覆う塗膜に十分な厚みを持たせる為です。
中塗りがしっかり乾いてから上塗りを重ね塗りする必要がありますので、通常の場合は、中塗りと工程を分けて乾燥させる期間を確保する必要があります。
7手直しと点検(1日間)
塗装が終わった後、お客様と業者とで一緒に点検をします。塗り残しや塗りムラがあれば、手直しを行います。点検と手直しには1日の期間をみておきましょう。見積書をみながら、ベランダの手すりや軒天といった細かい箇所もしっかり塗装されているか確認しましょう。打ち合わせと違うとなれば、相談してみることをお勧めします。
8片付けと足場の解体(1日間)
足場の解体や養生の撤去、不要となった屋根材など産業廃棄物の片づけ・清掃を行います。 前工程の点検後すぐに行える場合もありますが、念のため期間は1日と思っておくといいでしょう。お客様が最終確認をして、すべての作業が完了です。 片付けと足場の解体・撤去がされた際に、塗装がはがれていないか確認してください。よくあるケースが、足場の解体時に足場の部品が外壁をこすってしまって、塗装の表面が削れるケースです。 塗装が終わった時と片付け後の2回、塗装のチェックが必要であることを覚えておきましょう。
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