第一種中高層住宅専用地域について
賃貸マンションまたは分譲マンションをお考えの方、周囲の騒音が気にならないか、
自分たちの生活音がどの位外に伝わってしまうのか、気になる方も多いと思います。
また、騒音対策として何ができるのかをお伝えさせて頂ければと思います。
「日常の生活音」
ご自身の周囲、上下左右からの部屋の生活音は住んでみないとわからない部分もあります。
特に、お子様がいるご家庭では、走り回ったり、ジャンプしたりと遊ぶことで下の階に足音などが響きやすくなります。
職業によっては早朝勤務の方、深夜に帰宅される方によって、洗濯機、入浴の排水などの音、トイレ、TVの音など
時間によって、騒音と捉えられるケースがあります。
その他として、楽器演奏が規約で一定の時間許されているマンションやペット対応の場合などは演奏の音やペットの鳴き声などの音が漏れやすくなる為、
物件が対象か否か確認することがポイントです。
「外部周辺環境」
物件の周辺に道路や線路がある場合には、日中夜問わず自動車や電車の音が響き、気になる場合があります。
深夜まで営業しているお店や工場などが近いとトラックの往来なども多く大きな音や振動がありますので注意が必要です。
「構造物」
建築物の、構造 鉄筋コンクリート(RC)か鉄骨造(S)によって生活音の漏れは違ってきます。
鉄筋コンクリートは鉄の棒状を使用し、建物のベースを造り間にコンクリートを流し込むため密度が高まり空気中に伝わる
振動も少なくなるため、防音性があります。
鉄骨造は重量鉄骨か、軽量鉄骨に分かれており、特に軽量鉄骨は、壁を叩くと壁に空洞があるため、防音性はあまり期待できません。
これから、ご検討される方は、構造の確認、内見時に、上下左右の音、壁を叩いてみるなど、事前にチェックすることが大事です。
例えば、角部屋を選ぶと一方の部屋は存在しないため生活音は気になりませんが、エレベーターや階段が近いと人の通る音が逆に気になる場合が
ありますので、個々に自分が何があっているか、何を重要視するか良く慎重になって優先順位を考える事が大事です。
「騒音トラブルにならないためには」
周囲の方に挨拶をしっかりし、顔を合わし、良好な関係を保つことがとても大事です。
そもそも、事前に個人情報の観点からどんな人が住んでいるか判別するのが大変難しいですが、
ゴミの出し場所、エントランス、バルコニー、駐車場などからも推測できる場合がありますので様々な部分をチェックし
ストレスなき快適な生活を送れるマンションを見つけましょう。